研究概要 |
健康成人男子(ボランティア)(計16名)を対象として以下のグループ分けを行った。 麻酔前保温の有無によるグループ分けを以下のように行った(任意) Group 1:麻酔前保温なし(コントロール群とする)(n=8) コントロール群において手術室で用いられる通常のブランケットをかけた状態で30分間安静にする。 Group 2:麻酔前保温あり(保温群とする) (n=8) 保温群においてミダゾラム投与時より温風式加温装置(Bair-Hugger,現有設備)で保温を開始(過去の論文および実際の臨床での応用を考慮して保温時間を30分間とする)ミダゾラム投与:0.05mg/kg(筋注) プロトコール 1.Group 1およびGroup 2において30分間の前保温(ありなし)状態を作る。 2.両群ともに30分後にミダゾラム投与(0.05mg/kg(筋注))を行う 3.その後、両群共にトランクスのみの状態で室温に保つ。 4.測定項目(研究開始時、前投薬投与時、およびその後5分毎40分後まで) 体温:体温測定装置(Mon-a-therm 6510,マリンクロット社製:現有設備) 体温測定プローブ:消耗品購入 中枢温:鼓膜温(右、左) 末梢温:末梢温:皮膚温(7ヶ所):胸部、上腕、前腕、示指、大腿、下腿、拇指 循環パラメータ:血圧(SBP, DBP)、心拍数、パルスオキシメータ 30分後:鎮静度(Sedation Scale) 室温:22〜23℃前後に保つ 以上のプロトコールにより現在検討中である。
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