研究概要 |
13,17-bis(1-carbngxypropionyl)carbamoylethy1-3,8-bis(1-decanyloxyethyl)-2,7,12,18-tetramethyl-porphyrinato gallium(III)を血清不含有RPMI1640培地に添加し、培養細胞を37℃、5%CO2濃度下で一晩インキュベートした。次に培地をPBSで1回洗浄し13,17-bis (1-carboxypropionyl) carbamoylethyl-3,8-bis(1-decanyloxyethyl)-2,7,12,18-tetramethyl-porphyrinato gallium(III)を取り除いた。そして細胞を10%FCS含有RPMI1640培地にサスペンドした。細胞に37℃、5%CO_2濃度下で525nmの可視光線を1時間照射した。その後、細胞の培養を続けた。細胞を偏光顕微鏡下で観察すると核が膨化していることが認められた。また細胞を固定しギムザ染色を施行した後、光学顕微鏡下で観察すると、細胞核が膨化し断片化していることが観察された。これら形態学的な見地から細胞がアポトーシスを起こしていることが推測された。現在、アポトーシスを惹起させる細胞内の情報伝達のメカニズムを詳細に解析している。
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