• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

精細胞由来腫瘍に対する新光線力学療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17591682
研究機関香川大学

研究代表者

鎌野 寛  香川大学, 保健管理センター, 教授 (60284337)

キーワード新光線力学療法
研究概要

新光線力学療法(Photodynamic Therapy:PDT)とは,新たに合成した光感受性物質,13,17-bis (1-carboxypropionyl) carbamoylethy1-3,8-bis(1-decanyloxyethy1)-2,7,12,18tetramethyl-porphyrinato gallium(III)を細胞に取り込ませた後に,高輝度LED(light-emittingdiode)を板状に配列した面状の光源を用いて,培養細胞に対して可視光線照射を行い,細胞内で光線力学的反応を惹起させることにより細胞に変化を惹起させる方法である。フェノールレッド無添加,ウシ胎児血清FCS(Fetal Calf Serum)無添加培地に13,17-bis (1-carboxypropiony1) carbamoylethy1-3,8-bis(1-decanyloxyethy1)-2,7,12,18-tetramethy1-porphyrinato gallium(III)を0-50nMに濃度変化させて添加した。その培地に各種細胞を懸濁し37℃,5%<CO>_2濃度の条件下で一晩インキュベートした。翌日,培養細胞をリン酸緩衝液(PBS)にて洗浄し光感受性物質を除去した。そして、フェノールレッド無添加,FCS10%添加RPMI1640培地を培養細胞に添加した。培養細胞に37℃、5%<CO>_2濃度下で525nmのLED面光源により可視光線を1時間照射した。培養細胞を37℃、5%<CO>_2濃度下で培養を持続した。今年度はF9細胞および各種細胞を用いた実験データの比較を行った。我々は,細胞の種類により効果が認められる濃度が異なることを見いだした。この現象の原因は細胞の種類による薬剤の取り込みの違いがある可能性がある。今後,この点の解析が必要であると考える。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 13, 17-BIS(1-CARBOXYPROPIONYL)CARBAMOYLETHYL-3, 8-BIS(1-DECANYL0XYETHYL)-2, 7, 12, 18-TETRAMETHYL -PORPHYRINATO GALLIUM(III)TO THE TESTICULAR TUMOR AND OTHER CELLS2009

    • 著者名/発表者名
      Kamano H, Sakata I
    • 学会等名
      The 2nd World Congress on Controversies in Urology
    • 発表場所
      Lisbon, Portugal
    • 年月日
      2009-02-07

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi