| 研究課題/領域番号 |
17591751
|
|---|
| 研究種目 |
基盤研究(C)
|
| 配分区分 | 補助金 |
|---|
| 応募区分 | 一般 |
|---|
| 研究分野 |
産婦人科学
|
|---|
| 研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
|---|
研究代表者 |
梅咲 直彦 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (20106339)
|
|---|
| 研究分担者 |
田中 哲二 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教授 (80275255)
湯川 和典 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (20301434)
宇都宮 洋才 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (60264876)
|
|---|
| 研究期間 (年度) |
2005 – 2006
|
| キーワード | 子宮内膜 / 着床 / サイトカイン / 子宮内膜症 / 再生医療 |
|---|
| 研究概要 |
平成18年度初頭の大学動物実験室のマウス肝炎ウイルス汚染のため、飼育マウスは全頭屠殺された。半年間の観察期間を置いてからの再飼育でもウイルス感染が発見され、動物実験室閉鎖がいまだに続いている。そこで、研究方向の転換を余儀なくされ、in vitro解析研究が中心となった。
(1)マウス子宮内膜再構築法確立とマウス子宮内膜幹細胞確定:
複数細胞種の混合培養移植により短期的子宮内膜再構築に成功したが、上記理由から動物実験は中断され、長期観察は終了できていない。
(2)ヒト子宮内膜幹細胞同定とヒト子宮内膜組織再構築実験
(1)ヒト子宮内膜幹様細胞の細胞生物学的性状解析:
(i)各種生理活性物質の影響:各種cytokine、生理活性物質、抗癌剤などの細胞死誘発物質、siRNA実験などの影響を判定した(論文執筆中)。特筆すべきは、DAPKノックダウンでTRAILおよびTRAIL受容体誘導を起こし、細胞自滅を起こした事である(論文執筆中)。
(ii)アポトーシス感受性:子宮内膜幹様細胞は各種アポトーシス刺激に耐性的に反応する。特筆すべきは、身体の多くの細胞でアポトーシス刺激受容体として作用するFas抗原が、ヒト子宮内膜幹様細胞では抗アポトーシスシグナル(生存シグナル)として作用していることである。
(iii)分化能力:混合培養下実験で部分的分化誘導を確認した。
(2)ヒト子宮内膜幹様細胞の試験管内増殖分化誘導実験と子宮内膜細胞の分化系統樹作成:
混合培養下実験で部分的分化誘導を確認したが、現在も進行中の実験である。
(3)ヒト子宮内膜幹様細胞のマウス子宮内移植による子宮内膜再生療法確立:
動物実験のため、研究は中断している。
(4)ヒト子宮内膜幹様細胞特異抗原同定:
Balb/cマウスをヒト子宮内膜幹様細胞で免疫し、モノクローナル抗体産生ハイブリドーマ樹立を試みたが、動物実験禁止のため研究が中断した。
|
