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2005 年度 実績報告書

好酸球性鼻副鼻腔炎におけるインターロイキン-18の関与について

研究課題

研究課題/領域番号 17591810
研究機関兵庫医科大学

研究代表者

深澤 啓二郎  兵庫医科大学, 医学部, 助教授 (50278842)

研究分担者 阪上 雅史  兵庫医科大学, 医学部, 教授 (10170573)
岡村 春樹  兵庫医科大学, 医学部, 教授 (60111043)
キーワード好酸球 / IL-18 / 慢性副鼻腔炎 / 鼻茸
研究概要

喘息合併あるいは高好酸球血症を有する慢性副鼻腔炎患者は、高率に鼻茸を合併する。1995年より2005年末までに、115例の対象となる手術例を経験してきたが、血液中好酸球数は11.2%であり、109例(94.8%)に鼻茸を合併していた。鼻茸組織中には、高度の好酸球浸潤を認めている。平成17年度内に喘息合併あるいは高好酸球血症(血液中好酸球7%以上と定義した)を合併した慢性鼻副鼻腔炎で内視鏡下鼻内手術を行ったものは14例(平成18年2月まで)あり、そのうちアスピリン喘息をしめした症例は8例であった。いずれも、中鼻道に鼻茸を認め、上鼻道にも鼻茸を有するものが多く、14例中9例で嗅裂にも鼻茸を認めた。H&E染色での鼻茸組織検査では、程度の差はあれ好酸球の浸潤を高度に認めていた。同時期に行った、鼻茸を有する慢性鼻副鼻腔炎の手術例では、いずれも鼻茸への高度の好酸球浸潤はみられず、喘息合併例・高好酸球血症例での鼻茸の形成機序とは異なる可能性を示唆するものであった。これら組織中のIL-18レセプターなどについて、免疫組織化学、RT-PCR法などにて検討中である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 慢性副鼻腔炎の治療戦略-手術的治療2006

    • 著者名/発表者名
      深澤啓二郎, 阪上雅史
    • 雑誌名

      Journal of Otolaryngology, Head and Neck Surgery (JOHNS) 22・1

      ページ: 27-31

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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