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2005 年度 実績報告書

Fibulin遺伝子群変異による加齢黄斑変性症の臨床分類と治療効果の検討

研究課題

研究課題/領域番号 17591836
研究種目

基盤研究(C)

研究機関神戸大学

研究代表者

山本 博之  神戸大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (60335453)

研究分担者 根木 昭  神戸大学, 医学系研究科, 教授 (00189359)
本多 茂  神戸大学, 医学系研究科, 助手 (60283892)
キーワードFiblulin遺伝子 / 加齢黄斑変性症 / ポリープ状脈絡膜血管症 / 網膜内血管腫様増殖 / ゲノムDNA解析
研究概要

1.加齢黄斑変性症(AMD)の原因遺伝子としてのFiblulin遺伝子の関与を調べるために、AMD患者等のゲノム遺伝子採取を行った。
2.表記研究に関する患者への詳細な説明書および同意書を作成し、同時に神戸大学倫理委員会への答申を行い研究の許可を得た。
3.対象症例として狭義滲出型AMD、ポリープ状脈絡膜血管症(PCV)、網膜内血管腫様増殖(RAP)、および対照症例として患者とほぼ同年齢の正常眼底者を選択し、対象患者に対して上記の同意書を持って研究への参加の承諾を得た。
4.対象症例の詳細な眼底検査(眼底写真撮影を含む)、フルオレセイン蛍光眼底造影検査、インドシアニングリーン造影検査、光干渉断層計検査を行い、上記の病型診断に相違がないことを確認した。診断分類が困難な症例は対象から除外した。
5.上記の結果、最終的に対象となった患者のlogMAR視力検査、近県視力検査、アムスラー検査、M-チャート検査、ハンフリー視野検査、多局所網膜電位図検査を行い、臨床データのファイリングを行った。
6.対象患者から9mlの抹消決採血を行い、血球中のゲノムDNAを抽出して冷蔵保存とした。
7.以上の過程を経て、現在までに狭義滲出型AMD12例、PCV13例、RAP3例の検体が採取できた。現在、これらの遺伝子のシークエンスを行い、解析中である。
8.臨床経過から上記症例のうち光線力学療法、経瞳孔温熱療法、VEGF抗体療法などの治療を受けた(将来的に受ける)ものがあり、その場合、治療効果に関するデータも同時に収集する。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] A case of POEMS syndrome with cystoid macular edema.2005

    • 著者名/発表者名
      Imai H
    • 雑誌名

      Am J Ophthalmol. 139・3

      ページ: 563-566

  • [雑誌論文] 房水中オルニチン濃度上昇を認めた脳回転状網脈絡膜萎縮症の遺伝解析(会議録/症例報告)2005

    • 著者名/発表者名
      近藤陽子
    • 雑誌名

      眼科臨床医報 99・11

      ページ: 936

  • [雑誌論文] 遺伝解析によって確定診断できたX染色体劣性網膜分離症の1例(会議録/症例報告)2005

    • 著者名/発表者名
      福村 美帆
    • 雑誌名

      眼科臨床医報 99・11

      ページ: 936

  • [雑誌論文] 眼底に白点を認めた後天性夜盲症の1例(会議録/症例報告)2005

    • 著者名/発表者名
      牛嶋美和
    • 雑誌名

      眼科臨床医報 99・1

      ページ: 936

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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