平成17年度に引き続き取り込み症例の追跡と、新たな症例の取り込みを行った。目標症例数を200症例と設定していたが、取り込み登録例数は期待数に達せず、新たな症例を引き続き取り込んだ。平成18年度に新たに取り込んだ症例は7症例で、登録総数は59症例に増加した。パイロットスタディーから追跡調査を引き継いだ症例は平成19年2月には観察予定期間の3年に達するものがある。症例の取り込みが十分でない場合は、これらのパイロットスタディーの症例も調査対象に組み入れる方針とした。取り込んだ症例は解析センターで封筒法による無作為割付により、光凝固施行群26例と経過観察群33例に分けられ、順調に治療または経過観察が行われている。平成19年3月5日現在、13症例が30ヶ月、5症例が24ヶ月、2症例が18ヶ月までの経過観察が、データの逸脱もなく行われている。3症例は24ヶ月時の調査用紙を作成中、8症例で調査予定日に来院しないため来院の督促の連絡中である。転院や死去による調査中止が3例、取り込みの段階で非適応症例と判定されたものが5例あった。 平成19年度も引き続き取り込んだ症例の定期的観察と調査票の作成、調査結果の保存を行い、統計処理の準備を進める。平成18年度内に予定症例数に達することが困難なことが予測されるため、新規の症例を取り込む方針とした。実施協力施設の中に未だ取り込みの実績が0症例のものがあり。個別に連絡して取り込みの協力を要請する方針にした。
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