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2006 年度 研究成果報告書概要

変異体の機能解析による唾液腺Na^+-K^+-2C1^-共輸送体活性制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 17591939
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 機能系基礎歯科学
研究機関広島大学

研究代表者

廣野 力  広島大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助教授 (10199135)

研究分担者 柴 芳樹  広島大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 教授 (90110452)
杉田 誠  広島大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助手 (50235884)
岩佐 佳子  広島大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助手 (70274090)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
キーワードNa^+-K^+-2Cl^-共輸送体 / 唾液腺 / 培養細胞 / 遺伝子導入 / パッチクランプ / 蛍光抗体法 / Clチャネル / 電解質分泌
研究概要

17年度〜18年度の研究実施計画に従い、以下の通り実施した。
1.解析に適した細胞系の確立
野生型のNa^+-K^+-2Cl^-共輸送体を有する培養細胞MDCKとCalu-3のNa^+-K^+-2Cl^-共輸送体活性をイオン電流として測定した。細胞内cAMPを上昇させるフォルスコリン刺激等で、持続性の低い陰イオン電流が記録された。また、HEK294細胞はヒトのNa^+-K^+-2Cl^-共輸送体に対する抗体で染色された。この細胞に陽イオン性合成脂質リボソームを使用してラットのNa^+K^+-2Cl^-共輸送体遺伝子(野生型)を導入するにあたり、ラットNa^+-K^+-2Cl^-共輸送体に対する抗体で、ラットのNa^+-K^+-2Cl^-共輸送体蛋白質が発現することが蛍光抗体法で確認された。変異体作製のためのプライマーを設計し、現在、変異体の作製実験が進行中である。
2.Na^+-K^+-2Cl^-共輸送体(野生型)Cl^-輸送活性の機能解析
Na^+-K^+-2Cl^-共輸送体Cl輸送活性のCa^<2+>・cAMP依存性機構解明のため、ラット耳下腺・顎下腺の分離腺房細胞のカルバコール(CCh)刺激時Cl電流へのβ受容体刺激の効果とノルアドレナリンによるα受容体・β受容体同時刺激の効果を調べた。CCh刺激でNa^+-K^+-2Cl^-共輸送体阻害剤のブメタニド感受性振動性内向き電流が誘導され、電流キャリアーはNa^+-K^+-2Cl^-共輸送体で細胞内に供給されるCl^-であることが示された。β受容体作用薬のイソプロテレノールや細胞内のcAMP産生を亢進させる同様の効果を持つforskolin+IBMXを添加すると振動性電流が抑制されたので、cAMPによるイオンチャネルやNa^+-K^+-2Cl^-共輸送体の活性低下が、電解質分泌を抑制し、唾液の水分分泌を減少させることが示唆された。α受容体刺激でもCCh刺激時と同様の結果が得られた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 唾液腺の電解質輸送2006

    • 著者名/発表者名
      広野 力
    • 雑誌名

      日本薬理学会雑誌 127

      ページ: 256-260

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] Electrolyte transport by salivary glands2006

    • 雑誌名

      Folia Pharmacol. Jpn. 127

      ページ: 256-260

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 2008-05-27  

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