研究課題/領域番号 |
17591968
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態科学系歯学・歯科放射線学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
山田 敏朗 長崎大学, 医学部・歯学部附属病院, 診療放射線技師 (90380930)
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研究分担者 |
北森 秀樹 長崎大学, 医学部・歯学部附属病院, 診療放射線技師 (60380929)
田川 一夫 長崎大学, 医学部・歯学部附属病院, 診療放射線技師 (00380931)
木村 泰男 長崎大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助手 (30253686)
中村 卓 長崎大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 教授 (30172406)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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キーワード | 顎関節症 / 顎関節動態検査 / MR高速顎関節動態撮像法 / Balanced-FFE |
研究概要 |
顎関節症のMR検査は関節円板など軟組織と下顎頭、下顎窩といった骨の状態を同時に描出することが必要であり、通常は開口時、閉口時のみ撮像している。静的な顎関節MR検査についてはほぼ満足すべきところまで到達していると考えられるが、動態診断は依然として不十分である。顎関節動態検査はバイトブロックを咬ませながら、段階的に開口量をコントロールし撮像するが、非常に検査時間が長い。最近、短時間連続撮像が可能なシーケンスであるBalanced-FFEが開発され、短時間撮影ながらS/N比の高い画像を得ることが出来るようになった。したがって本研究の目的は、新しいMRシーケンスであるBalanced-FFEを応用して、高速顎関節動態撮像法を確立することである。さらに空間分解能の優れた顎関節の動態画像を取得し、関節円板と下顎頭、下顎窩といった周囲硬組織との相対的位置関係を定量的に評価することである。前述したように本研究に用いるBalanced-FFEは最近開発されたMRシーケンスであり、まだ顎関節症に臨床応用されていない。したがって本研究の成果は顎関節MR動態検査の礪矢になることが期待される。さらにそこから得られた下顎頭の動きの評価方法は顎関節症の新たな知見となりうることが予想される。下顎頭の動きは、滑走運動と回転運動より作られるものである。そこで今回、下顎頭の移動量と回転角度について評価を行った。結果は、症状と移動量、回転角度に密接な関係はみられなかった。しかし、症状がひどくなるほど開口運動中に不安定な回転角度の変化をする傾向が見えた。これは、今後顎関節症の症状を評価する上で、有用な情報を提供できるのではないかと考える。
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