• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2005 年度 実績報告書

障害児・者のためのダブルアームデジタルX線撮影装置の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17591972
研究種目

基盤研究(C)

研究機関奥羽大学

研究代表者

鈴木 陽典  奥羽大学, 歯学部, 教授 (10104316)

研究分担者 島田 敏尚  奥羽大学, 歯学部, 講師 (00316473)
キーワード障害者 / 歯科用X線装置 / CCD保持具 / ダブルアーム
研究概要

17年度研究実施計画は主にダブルアームデジタルX線装置の設計と製作で、装置の開発に先立ち、本体の形態を決定するために、障害児・者の歯科診療時の設備・環境を調査を行った。おもに福島県内の、障害者施設に直接または間接的に、VTR等により状況を調査した結果、障害児・者の歯科診療は、主に車椅子のまま診療しているか、ベッドサイドで行っていることが多く、本体の形態は移動式とした。
本体の製作では、支柱部および移動脚には朝日レントゲン社KX-60Mのものを用い、X線発生装置同社、KX-60Cを用いた。本体のアームの先肘にはフレキシブルアーム(アーチグリップAGR-1)を設け、さらに可動性を向上させた。アームの固定は当初CCDセンサ用アームを電磁ロックで固定する方法を予定していたが、本体のアームを固定する方が、より円滑な撮影操作が可能であることがわかり、本体アームに手動式ストッパーを設置した。これにより照射コーンが固定されるため、CCDセンサ用アームは、コーンに直接装着することが可能となった。CCDセンサ用アームは、コーン部に基部を装着しコーンの周囲を回転することが出来ると同時に、照射方向にスライド可能で、これにより、口内法撮影のすべての領域を撮影することが可能となった。また、装置からの漏洩線量測定を行いその安全性の確認行った。
17年度の臨床応用は、健常者で行い、アームの長さや、回転角度の保持部位などの検討を行っており、現在、CCD保持具の安全装置の検討に入っている。

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi