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2005 年度 実績報告書

粘膜免疫を応用した要介護者のカンジダ性義歯性口内炎のワクチンによる予防法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17592033
研究種目

基盤研究(C)

研究機関九州歯科大学

研究代表者

永松 浩  九州歯科大学, 歯学部, 助手 (70275444)

研究分担者 小城 辰郎  九州歯科大学, 歯学部, 講師 (80153542)
井上 博雅  九州歯科大学, 歯学部, 助教授 (20137326)
キーワードCandida albicans / 口腔カンジダ症 / 粘膜免疫 / 唾液抗体 / 分泌型IgA / 口蓋扁桃 / ウサギ / 感染
研究概要

Candida albicans死菌体懸濁液をウサギの口蓋扁桃への投与を繰返すと、C.albicans唾液抗体が誘導される。この唾液抗体は、細胞培養の実験において、C.albicansによるヒト歯肉上皮細胞への付着を阻害することが示された。したがって、本菌を扁桃投与して唾液抗体を誘導させると、口腔内でのC.albicans感染を抑制すると期待される。そこで,ウサギでの実験的C.albicans口腔内感染実験系を作成し口腔感染におよぼす唾液C.albicans抗体の影響を検索することにした。
実験的C.albicans口腔内感染実験系として、近年マウスにおいて報告された、1回の生菌投与により,口腔にC.albicansを定着させる方法で行った。本法ではウサギに、抗精神病薬クロルプロマジンを筋注し、舌や顎の運動を抑制させた状態で、口腔内にC.albicans生菌懸濁液を直接または綿球に含ませて口腔内に投与した。その結果、投与2日後には投与前には検出できなかったC.albicansが、口腔液swab懸濁液にそのまま投与した場合には3×10^4個(CFU:コロニー形成単位)、また抗菌薬を同時にウサギに投与した場合には5×10^5個程度のC.albicansの定着を観察した。しかしながら、舌表面を含め口腔内においてC.albicans感染による白斑形成には到っていない。現在、ハイドロコーチゾンによる免疫抑制を誘導させ、舌表面への白斑形成法を検討している。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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