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2005 年度 実績報告書

咀嚼によってストレスが緩和する

研究課題

研究課題/領域番号 17592042
研究機関東京歯科大学

研究代表者

櫻井 薫  東京歯科大学, 歯学部, 教授 (20153950)

研究分担者 高木 一郎  東京歯科大学, 歯学部, 助手 (70349538)
石井 治仲  東京歯科大学, 歯学部, 助手 (00366171)
田原 靖章  東京歯科大学, 歯学部, 助手 (50385150)
キーワード咀嚼 / ストレス / 唾液中コルチゾール / 発汗 / 指尖脈波
研究概要

顎口腔系とストレスとの関係については、主にストレスに対する顎口腔系の反応と顎口腔系機能によるストレス緩和ついての報告がある。当講座では、精神的ストレスをクレンチングによって緩和できることを、唾液中コルチゾール濃度を指標として明らかにした。
さらに我々はストレス緩和効果に有効なチューイングを探究するために、咀嚼側について着目し、チューイング時の咀嚼側の規制がストレス状態に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。
現在まで、被験者男性8名(年齢22歳〜32歳、平均年齢27歳)に対して実験を行った。まず被験者に恒温室内で30分間安静を保たせた後に、ストレス負荷として暗算を30分間行わせた。その後からはチューイングを行わない「チューイングなし」、咀嚼側を規制しないチューイング「自由チューイング」および非習慣性咀嚼側のみでのチューイング「咀嚼側規制チューイング」の各チューイング条件のもとで暗算を同時に10分間行わせ、その後の10分間は安静を保って実験終了とした。
ストレス状態の評価には、自律神経系の反応として局所発汗量連続記録装置(スズケン社製Kenz-Perspiro201)にて、左手の拇指掌側末節部の精神性発汗を、またレーザードップラー血流計(アドバンス社製ALF21)にて、左手の示指掌側指尖部の末梢血管皮膚血流を計測した。そして内分泌系の反応として唾液中コルチゾール濃度を計測した。唾液の採取時期は安静30分後、ストレス負荷30分後、ストレス負荷40分後(チューイング条件後)、ストレス負荷後安静10分後の計4回、Salivette(SARSTED社製)を用いて1分間採取した。得られた唾液を15分間遠心分離(3000rpm)し、上清を凍結保存(-20℃)して、Gamma CoatTMCortisol (DiaSorin社製)を用いてRIA法にて唾液中コルチゾール濃度を計測した。
その結果の一部を日本咀嚼学会にて公表した。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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