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2005 年度 実績報告書

内側性アバットメント接合機構の特徴に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17592047
研究機関日本大学

研究代表者

萩原 芳幸  日本大学, 歯学部, 助教授 (00228389)

キーワード歯科インプラント / アバットメント / 内側性結合機構 / インターフェイス / ひずみ / 抗脱離力 / マクロギャップ / 静的荷重
研究概要

インターナルジョイント型インプラントは1)アバットメントの接合が容易,2)側方圧に対する抗離脱力・抗回転力などの有利性から使用頻度が増加している.本年度はインプラント体とインターナルジョイント型アバットメントの接合機構の特徴を明らかにする一環として,インプラントとアバットメントの三次元的適合状態を,走査型レーザー顕微鏡(SLM)と走査型電子顕微鏡(SEM)により観察を行った.
インターナルジョイント型インプラントとして,RELACE, CERTAIN, CAMLOGを,コントロールとして外部六角結合のOsseotiteとBranemarkを試験に供した.インプラント体・アバットメント接合部の水平・垂直的適合状態はSLMにより計測し,【平均(SD)】を以下に示す(単位μm):CERTAIN【19.8(2.81)・8.01(0.48)】,RELACE【59.7(12.9)・16.2(1.06)】,CAMLOG【58.1(10.5)・7.44(0.11)】,Osseotite【24.2(5.43)・5.91(0.12)】,Branemark【47.0(7.09)・-27.1(5.28)】.インプラント体・アバットメントインターフェイスのマイクロギャップ【平均(SD)】を以下に示す(単位μm):CERTAIN【3.20(0.54)】,RELACE【5.64(0.02)】,CAMLOG【4.86(4.97)】,Osseotite【2.79(0.41)】,Branemark【2.34(0.06)】.
SEM観察では各システムの結合状態および形態的特徴が観察された.各システムともに垂直的不適合は水平的不適合より大きくなる傾向を示し,インターフェイスのマイクロギャップは確認されたが,6.0μmの微小間隙であった.

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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