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2006 年度 実績報告書

短時間クレンチング時のEMGパワースペクトル分析による咀嚼筋の機能評価法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 17592051
研究機関日本歯科大学

研究代表者

小林 義典  日本歯科大学, 生命歯学部, 教授 (20095102)

研究分担者 志賀 博  日本歯科大学, 生命歯学部, 教授 (50226114)
荒川 一郎  日本歯科大学, 生命歯学部, 講師 (00277592)
キーワードクレンチング / EMGパワースペクトル / 咬筋筋活動 / 咬合力 / MPF値
研究概要

クレンチング時の記録条件の差異が咬筋EMGパワースペクトルの経時的変化に及ぼす影響を明らかにする目的で,健常者に最大クレンチングの80%のクレンチングを2種類の条件(80%MVF:咬合力をフィードバックさせた場合と80%MVC:筋活動の積分値をフィードバックさせた場合)で10秒間維持させた時の咬筋筋活動と咬合力を記録後,クレンチング中の10秒間を2秒間ごとの5区間に分け,第1区間を100%とした場合の第2〜第5区間における咬合力,咬筋筋活動の積分値とMPF値の各相対値について,経時的変化を調べた.その結果,MPF値の相対値は,80%MVF時,80%MVC時ともに有意な経時的変化を示したが,80%MVF時と80%MVC時との間に有意差が認められなかった.このことから,短時間のクレンチングでは,一定の咬合力と筋活動を発揮できること,また咬筋のEMGパワースペクトルは,記録条件の差異の影響を受けないことがそれぞれ示唆された.
また,筋機能の評価における短時間クレンチング時の咬合力と咬筋EMGパワースペクトルの経時的変化を明らかにする目的で,健常者に80%MVCを10秒間行わせた時の咬筋筋活動と咬合力を記録後,2秒間ごとの5区間に分け,第1区間を100%とした場合の第2〜第5区間における咬合力とMPF値の各相対値について,経時的変化を調べた.その結果,咬合力の相対値は,各区間がいずれも100%に近似し,経時的変化が認められなかった.一方,MPF値の相対値は,徐々に減少し,有意な経時的変化を示した.これらのことから,短時間のクレンチングでは,咬合力が一定に保たれること,また咬筋EMGパワースペクトルのMPF値は,有意に減少することがそれぞれ示唆された.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 短時間クレンチング時の咬筋EMGパワースペクトル -記録条件による経時的変化の差異-2007

    • 著者名/発表者名
      小林義典 他
    • 雑誌名

      日本補綴歯科学会東京支部総会・第10回学術大会抄録集

      ページ: 11

  • [雑誌論文] Occlusal Force and EMG Power Spectra during Short Time Clenching2007

    • 著者名/発表者名
      Yoshinori Kobayashi et al.
    • 雑誌名

      Journal of Dental Research Special Issue(A)

      ページ: No. 1880

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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