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2005 年度 実績報告書

4次元MR法を応用した構音障害診断装置の開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17592106
研究機関昭和大学

研究代表者

鈴木 規子  昭和大学, 歯学部, 助教授 (10112731)

研究分担者 齋藤 浩人  昭和大学, 歯学部, 助手 (20343501)
赤木 正人  北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学, 教授 (20242571)
キーワード4次元MRI / 音響分析 / 構音障害 / 音声認識
研究概要

口腔疾患あるいはその後遺症によって,しばしば言語障害が生ずるが,これら異常音あるいは歪み音の音響の評価は現況では担当者の主観にたよらざるを得ず,客観的判定が行われているとは言えない.そこで口腔疾患に伴う構音障害を客観的に評価可能な診断機器を開発することを目的として本研究を行っている.
今年度は当初の研究計画のうち、3次元MR法によって得られた舌切除患者の形状を有限要素法の手法を用いて音声のコンピューターシミュレーションを行ったところ実音声との一致率が高くなり、今後の研究発展にとって有用な結果が得られている.この成果は平成17年度音響学会秋季大会において発表した(西本)。また健常人についての3次元および4次元MR画像から舌筋の動きをシミュレーションし、さらに舌部分切除患者の舌挺出時の変位についてシミュレーションをおこなったところ、実際の患者と同様の結果がえられ、MR画像を解析した構音動態の研究の進展がみられ、結果を平成17年度音響学会秋季大会において発表した(党、藤田)。また、国際的な研究交流によってさらなる音声認識装置の開発をすすめるために、アメリカ合衆国MIT音声科学研究室を訪問し、学術的検討をくわえた(11月打ち合わせ)。
健常小児の音声については歯年齢と前歯の交換を考慮したあたらしい分類法によって群わけした小児について音響分析を行った。その成果については音声言語医学会(10月横浜)において発表した。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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