研究課題/領域番号 |
17592201
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
白尾 久美子 浜松医科大学, 医学部, 講師 (80269703)
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研究分担者 |
山口 桂子 愛知県立看護大学, 看護学部, 教授 (80143254)
佐野 明美 愛知県立看護大学, 看護学部, 助手 (80381911)
若山 隆 日本福祉大学, 学生相談室, 研究員 (40410766)
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キーワード | 職場適応 / 新人看護師 / ストレス |
研究概要 |
新人看護師の職場適応を促進するために、彼ら自身がストレス反応を把握し、その要因について客観的に自己評価を行い、具体的な対応策を考えることができることを目標に、新人看護師に対する介入プログラムの実施および評価を行い、介入プログラムの効果を検討する。今年度は、実施に向けて準備を行った。新人看護師に対する介入プログラムの実施と評価は、A総合病院の看護部およびB県厚生連の看護課がそれぞれ主催する、新人看護師研修に協同参加し実施する。新人看護師に対する介入プログラムの目標は、自己のストレス反応の把握、ストレス要因に対する客観的評価、コーピングの方略、ストレス緩和要因などについての知識を得て、新人看護師自身が具体的な対応策の思案ができることとした。介入プログラムは、第1回目を就職後3ヶ月、第2回目を就職後6ヶ月に実施する予定とした。就職後3ヶ月は、新人看護師の1年間の中で最もストレス反応が高い時期である。そのため、就職後3ヶ月の介入プログラムの内容は、グループ討議を行い就職後から現在までの思いを自由に語ってもらいながら、その時の感情を表出することを中心とする。第2回目は、ストレス反応が低下しやや落ち着いた就職後6ヶ月に実施し、自己のストレス反応、ストレス要因の客観的評価、コーピング傾向、ストレス緩和要因などについての知識の提供と、チェック表を用いて新人看護師自身によりストレス状況等の把握を行うことを目的とする。介入プログラムの評価のための調査は、調査票を用いて実施する。調査は、第1回および第2回介入プログラムの実施後と、継続的な効果を評価するために就職後12ヶ月目に実施し、計3回行う。調査票は既に作成した。C大学の研究倫理審査を3月に受けた。
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