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2007 年度 実績報告書

ベンチマーキング作成に必要な急性期病院における転倒予測アセスメントツール

研究課題

研究課題/領域番号 17592238
研究機関金沢大学

研究代表者

泉 キヨ子  金沢大学, 医学系研究科, 教授 (20115207)

研究分担者 平松 知子  金沢大学, 医学系研究科, 講師 (70228815)
正源寺 美穂  金沢大学, 医学系研究科, 助教 (80345636)
加藤 真由美  新潟大学, 医学系研究科, 准教授 (20293350)
牧本 清子  大阪大学, 医学系研究科, 教授 (80262559)
キーワード転倒 / ベンチマーキング / アセスメントツール / 転倒率
研究概要

ベンチマーキング作成に必要な急性期病院における転倒予測アセスメントツールを検討することを目的とした。本年度は先行研究や米国で得た情報を加味し,研究者らが開発したアセスメントツール項目に検討を加えて,客観的に測定できる急性期バージョンを作成した。つまり,転倒経験,認知レベル,排泄介助の有無,椅子からの立ち上がり,移動レベル,内服薬(抗てんかん薬,精神安定剤,睡眠剤),直感の7項目である。この新しいツールを2つの特定機能病院と1急性期病棟で3ケ月間使用した。また病院における転倒の内部ベンチマーキング指標を探る目的で7つの病院の2006年度の月毎の転倒、転落率,傷害を伴った転倒、転落率について調査した。その結果,アセスメントツールはデータ収集開始時期が遅れ,さらに同意を得られた入院患者の例数が必要とする数に達しなかったことも含めて未だ分析中である。また7病院での転倒率(患者の転倒、転落件数÷延べ患者入院日数×1,000)は平均1.60〜3.37の範囲内であった。傷害を伴った転倒、転落率(患者の傷害を伴った転倒、転落件数÷延べ患者入院日数×1,000)は0.12〜0.98であった。病院間の違いもみられた。これらはいずれも米国の報告(例:Stroke unit 8.5〜12.6)より低い値を示した。この原因として,転倒の定義が各病院で異なっていること,定義のない病院があることと,さらに転倒による傷害のレベルの分け方についても病院によっても異なることなどがあげられた。さらにアセスメントツールに関する分析を深めて検討する必要がある。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件)

  • [雑誌論文] 施設高齢者の捉える転倒・転落につながるハザード2008

    • 著者名/発表者名
      加藤 真由美, 泉 キヨ子, 平松 知子
    • 雑誌名

      日本看護管理学会誌 11(2)

      ページ: 47-58

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 新人看護師の転倒防止に対する認識とその認識を変化させる臨床経験2008

    • 著者名/発表者名
      丸岡 直子, 泉 キヨ子
    • 雑誌名

      日本看護管理学会誌 11(2)

      ページ: 36-46

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 大腿骨頚部骨折高齢者の再転倒に対する対処行動2007

    • 著者名/発表者名
      佐田 律子, 泉 キヨ子, 平松 知子
    • 雑誌名

      日本看護科学学会誌 27(4)

      ページ: 54-62

    • 査読あり

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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