研究課題/領域番号 |
17592250
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
中村 慶子 愛媛大学, 大学院医学系研究科, 教授 (40263925)
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研究分担者 |
薬師神 裕子 愛媛大学, 大学院医学系研究科, 講師 (10335903)
佐藤 真紀 愛媛大学, 大学院医学系研究科, 助手 (40363238)
杉本 吉美 愛媛大学, 大学院医学系研究科, 助手 (10444762)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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キーワード | 小児 / 1型糖尿病 / 小児慢性疾患 / 患者教育・支援 / 自己管理 / チームアプローチ / 糖尿病キャンプ / 家族ケア |
研究概要 |
小児期に発症した慢性疾患患者やその家族を対象に、チームアプローチによる自己管理支援のための方法論を示し、開発した支援モデルを用いて、実践事例に適応させ継続的な評価を加えることを目的に研究を展開した。その成果は以下の通りである。 1.小児糖尿病専門教育者育成に関するプログラム構築のための基礎的な調査 ・ヤングDMカンファレンスを開催し、患者や医療関係者との交流を行なった。 ・ヤングDMカンファレンス参加者約100人を対象に医療や療養行動の実態を調査した。 ・第11回日本糖尿病教育・看護学会で「成人した1型糖尿病患者から学ぶ」と題した教育セッションを企画開催し、患者から学ぶ支援プログラム作成への基盤つくりを実施した。 2.糖尿病を持つ子どもと家族への支援プログラムの継続評価 ・糖尿病サマーキャンプ参加者とその家族を対象に、ライフイベントに応じた支援を継続し、子どもの成長や家族関係の変化を記述し分析を加えた。 ・糖尿病サマーキャンプ参加者を対象に、食事に関する自己管理の実態を調査し支援方法を示した。 ・1型糖尿病と2型糖尿病の病型が異なる小児の食事指導の方法論について検討した。 ・1型糖尿病を持つ子どもとその家族へのケアを、診療報酬の対象として位置づけるための方法と課題について、第13回日本家族看護学会でシンポジストとして提言した。 3.小児の慢性疾患を持つ小児と家族への支援に関する研究 ・施設入所中の思春期女子に対して、生活拡大と自己管理のために6ヶ月間の介入研究を行い、積極的な行動変容を確認した。 ・低出生体重児を出生し学童期まで養育している母親12人を対象に、子どもの養育体験とその内的変化のプロセスを質的研究手法を用いて分析し、母親の成長とその支援への示唆を得た。
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