研究課題/領域番号 |
17592257
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研究機関 | 岐阜県立看護大学 |
研究代表者 |
田中 克子 岐阜県立看護大学, 看護学部, 教授 (20236574)
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研究分担者 |
末原 紀美代 大阪府立大学, 看護学部, 教授 (90112044)
川村 智行 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 講師 (60271186)
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キーワード | セクシュアルヘルス / セルフケア / 青年期 / 糖尿病患者 / 教育 |
研究概要 |
妊娠出産を経験した糖尿病を持つ人を対象に妊娠出産までの、行動や気持ち、情報探索について調査した結果、以下のことが明らかになった。 1.計画妊娠した1型糖尿病女性の妊娠までの気持ちの変化と行動を明らかにすることにより将来、妊娠、出産を希望する1型糖尿病女性が安全に安心して妊娠に臨めるような援助を見出すことを目的とした。妊娠出産育児を体験した1型糖尿病女性20歳代から40歳代3名に体験談をグループデスカッションしながら話を進めその内容をデータとした。結果、3人は思春期から病気と妊娠・出産の関係について情報を得ており、妊娠を真剣に考えた時から妊娠出産に関して講演会などに参加し、自分で情報収集をしていた。以上の結果から、妊娠奪真剣に考え始めた時からの妊娠出産に関する行動は、思春期からの病気と妊娠出産に関する情報が役立っていたため、思春期からの情報提供は重要と考えられた。 2.計画妊娠をした1型糖尿病女性の妊娠までの情報探索を明らかにして将来、妊娠、出産を希望する1型糖尿病女性が安全に安心して妊娠に臨めるような情報提供を見出すことを目的とした。妊娠出産育児を体験した1型糖尿病女性3名に体験談をグループデスカッションしながら話を進めその内容をデータとした。結果、本人が納得する糖尿病女性の妊娠出産の経験豊富な専門医専門病院との出会いまで、妊娠出産に関する情報、妊娠出産の可能性、妊娠出産について不安を相談する場所等の探索していた。以上の結果から、妊娠出産管理の経験豊富な病院・専門医などの情報提供が必要であると示唆された。
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