研究目的:産褥期における骨盤底筋力の変化と尿失禁との関連性を明らかにする。初めに、骨盤底筋力が非妊娠時と同様であると予測される妊娠初期(妊娠12週未満)の妊婦を対象として、内診得点および膣圧測定を行う。次いで、同じ対象者を横断的に調査するために、妊娠36週以降、出産後の退院時、産褥3ヶ月の計5回計測を行い、同時に質問紙調査を行う。骨盤底筋力の変化と尿失禁状況との関連を分析し、尿失禁予防・改善にむけた基礎的資料とする。 平成17年度研究実施状況: 1)尿失禁に関連する資料を収集した。 妊娠初期と産褥期における骨盤底筋力の変化と尿失禁と尿失禁との関連を下記らかにするために、関連資料の収集と分析を行った。 2)尿失禁状況における質問紙調査票を作成中である。3月末にプレテストを行い修正後、調査開始する。 3)所属機関の倫理委員会へ申請書類を作成中である。平成18年3月末に申請をする。 4)平成18年4月より臨地にて調査開始予定。 平成18年4月より研究協力クリニックにて調査を開始する。対象者:妊婦健診を受け、分娩(分娩体位・仰臥位)し、産褥1ヶ月健診を受ける、障害(妊娠20週以上の流産・人口妊娠中絶を経験していない初産婦)で経膣分娩予定者10人。コントロール群:陣痛を経験することなく帝王切開で分娩した初産婦(妊娠20週以上の流産・人口妊娠中絶を経験していない初産婦)5人 5)基礎データをまとめたものを2005年ICM大会(オーストラリア大会)で発表した。 以上
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