研究概要 |
平成17年度研究実践 1.方法の検討 ・6月〜8月(認知的看護介入用「物語」ツール作成及びプレテスト) 子どもと個別におこなう「物語」対話法の4つの感情表出(不安定、落胆、アサーティヴ、自己集中)を物語の主人公たちに投影できるストーリーの作成。 プレテスト:慢性疼痛を体験している学童児に、養育者と本人の承諾のもと、作成した「物語」を用いて介入し、対話しながら感情体験の表出を試みる。効果的な結果をえる。 ・9月〜12月(対処行動評価の検討、認知的看護介入用「物語」のコンサルテーション) 疼痛への対処行動評価に用いるThe Waldron/Varni Pediatric Pain Coping Inventoryの日本語訳、バック・トランスレーションの作業。 11月17日〜24日コンサルテーションのために渡米 看護認知療法の専門家Dr.Sharon Morgillo Freeman(Center for Brief Therapy in Fort Wayne, Indiana)の認知的看護介入用「物語」に対するコンサルテーションを受ける。具体的なアドバイスを得る。Dr.Freemanのアドバイスをもとに、研究協力者のDr.Callista Royと研究全体と「物語」について検討。その結果、当初の子どもの4つの感情表出に加えて、怒りの感情表出をいれることを検討する。 ・1月〜3月(研究方法の修正) 認知的看護介入用「物語」に、5つの感情表出(不安定、落胆、アサーティヴ、自己集中、怒り)を物語の主人公たちに投影できるように修正。調査期間、フィールドの調整。
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