研究課題
1.中学生に対する性教育の実施及び17-18年度に実施した調査の集計・分析・学会報告平成17年から18年度に実施した性教育の内容を検討して、19年度は修正版での性教育を実施した。17-18年度に行った調査を集計・分析した。結果は平成19年度日本母性衛生学会学術集会において報告した。中学生に対する性教育プログラムの評価-性教育実施前後の性意識の比較(日本母性衛生学会報告分)[目的]助産師が中学生への性教育を行うことで、生徒の性意識がどのように変化するかを明らかにする。[対象と方法]平成17年9月〜18年6月に、都内の中学校4校において演者らが実施した性教育に参加した中学2年生の生徒を対象に、自作の質問紙を用いて性教育の実施前、実施直後、1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後に同一の調査を行った。調査票は各校の研究協力員の先生に配布を依頼し郵送にて回収した。調査内容は、現在の不安の有無と相談相手、性に関する知識と情報源、男女の身体の生理に関する知識、性のイメージ、性の受容など12項目であった。[結果]実施前の調査は、男子349名、女子274名で、現在不安や悩みを持つ者は男子190名(54.4%)、女子197名(71.9%)で女子に多く、その内容は男子では勉強35.5%、進路30.1%、部活12.0%などで、女子は勉強52.2%、進路38.0%、友人29.6%、性格23.7%、恋愛23.0%であった。彼らが最も大切にしているのは友人であり、次いで家族であった。2オランダ・フィンランドにおける性教育の視察研修平成19年8月にオランダとフィンランドの性教育について視察した。フィンランドでは2001年から保健と体育がそれぞれの科目として独立した。そのため、これまで軽視されてきた保健教育が充実してきており、性感染症予防や避妊教育が充実してきている。
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思春期学 26(1)
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