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2006 年度 実績報告書

多胎児を出生した母親家族への育児支援-生後6月間の母乳育児支援とサポート体制作り

研究課題

研究課題/領域番号 17592280
研究機関日本赤十字看護大学

研究代表者

平澤 美恵子  日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (40211510)

研究分担者 橋本 佳美  杏林大学, 保健学部看護学科, 准教授 (60286424)
新田 真弓  日本赤十字看護大学, 看護学部, 講師 (00318875)
キーワード多胎児の育児の特徴 / 多胎児の育児困難 / 多胎児の訪問による育児支援 / 多胎児の母乳育児継続支援
研究概要

1.2007年〜2008年にかけて1総合周産期医療センターに入院して退院した多胎児母子25組の、家庭訪問を行なった。
訪問は退院前に母親・家族に訪問希望の有無の意思表示をして貰い、原則として訪問希望日に母乳育児ケア専門の助産師2名で訪問した。具体的支援は、母子の健康状態を診査し多胎児の母乳育児状況を把握して、母親の育児困難や不安に対応した。母乳育児継続の条件と途中で困難を来たす要因の詳細な分析を行なっている最中であるが、傾向としては最初から母乳育児を断念した母親以外は、何らかの形で母乳の継続を行なう努力をしていた(同時授乳の工夫や、搾母乳+人工乳の補充など)。今回の訪問支援を通して、多胎児の育児支援は多角的に検討する必要性を実感した(実母の手伝いの良否や、訪問の時期、回数など)。
そこで、訪問後半年を経た母親に家庭訪問支援の評価と、その後の子育ての実態に関するアンケートを行い、多胎児の育児支援に対する母親の希望などを調査し、具体的な支援のあり方を検討する予定である。
2.多胎児の母乳育児に関する海外文献を検索し3論文を抄読したが、多胎児の母乳育児支援に関する論文は見当たらなかった。
3.2004年総合周産期センターでの多胎児出生の実態調査を、第53回日本小児保健学会で発表した。
4.2008年に英国Glasgowで開催されるICM大会に、「母乳育児を希望する低出生体重児の母親への支援方法」の演題を登録した。
5.家庭訪問後半年経過した母親へのアンケート調査の実施中(現在7通発送し2通返却)である。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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