研究課題
本研究の最終的な目的は、養護教諭の対応の根拠となる『子どもの状態等(養護診断名)』と「その<診断指標>、<関連要因>および"その基となる情報"」を明確にすること、さらにはそれらの『子どもの状態等(養護診断名)』を共通のことばとして開発することである。昨年度は事例分析結果及びグループインタビュー、インタビューにより「養護教諭の行つた対応」を整理し、「養護教諭の行った対応の根拠と考えられる『子どもの状態(養護診断名案)』と"その基となる情報"」を抽出した。その結果『心理的な要因が存在する可能性のある状態』と『保健指導等の教育的な支援を特に要すると考えられる状態』の<診断指標>および<関連要因>と"その基となる情報"を明らかにした。今年度は、それらの結果に対する妥当性・信頼性の検討を質問紙調査及び、グループインタビュー及び追加事例研究によって、診断指標の追加・修正を行った。さらに、学校種別診断指標の検討及び養護教諭と教諭との診断指標の比較のため、小中高校の養護教諭及び教諭を対象として、グループインタビューの実施し開始した。
すべて 2007
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日本養護教諭教育学会誌 10(1)
ページ: 20-37