研究課題/領域番号 |
17592310
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研究機関 | 岐阜県立看護大学 |
研究代表者 |
北山 三津子 岐阜県立看護大学, 看護学部, 助教授 (70161502)
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研究分担者 |
岩村 龍子 岐阜県立看護大学, 看護学部, 助教授 (00326109)
森 仁美 岐阜県立看護大学, 看護学部, 助教授 (40326111)
松下 光子 岐阜県立看護大学, 看護学部, 助教授 (60326113)
米増 直美 岐阜県立看護大学, 看護学部, 助教授 (80326115)
大井 靖子 岐阜県立看護大学, 看護学部, 助手 (60326121)
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キーワード | 親 / エンパワメント / 育児環境 / 母子保健推進員 / 育児サークル |
研究概要 |
以下のとおり、計画どおりに進めることができた。 1.育児をしている親を対象とした事例調査の継続 育児支援を通じて、親のエンパワメントを促進する方法を明らかにすることを目的として、羽島市および美濃市在住の第1子のいる世帯に対して家庭訪問調査を継続した。18事例中、年度途中に継続を断られた2事例を除く16事例について、前回の訪問後約6ヶ月の間隔をおいて実施した。 2.母子保健推進員を対象とした調査 母子保健推進員が、その活動を通じてエンパワーされることを支援する方法を検討するために、育児中の親の調査実施地域である2市の推進員を対象として、質問紙調査および面接調査を実施した。質問紙調査は、49名(53.8%)から回答が得られた。50〜60歳代が殆どであり、半数は職業を持っていた。市のサービスや役に立つ育児情報を提供できたという人が多く、活動により、地域の子育て事情がわかり、近所の親子に目がいくようになったり、話しかけるようになったりしていた。親子と触れ合える楽しみが増したというものも多かった。面接調査は、質問紙調査に回答した人のうち、了解が得られた7名に対して実施した。現在内容分析中である。 3.育児サークルメンバーを対象とした調査 親同士の交流を通じてエンパワーされることを支援する方法を検討するために、羽島市と美濃市にある育児サークルのメンバー全員を対象とした質問紙調査および面接調査を実施した。質問紙調査は、各市2つの育児サークルを対象とし、33名から回答が得られた。殆どの参加者は専業主婦であり、他の育児サークルや育児学級に参加しており、普段他の親子と交流がある人たちであった。また、交流を求めて、ちらし等や友人から紹介されて参加に至っていた。 面接調査は、質問紙調査に回答した人のうち、了解が得られた6名に対して実施した。現在内容分析中である。
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