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2007 年度 実績報告書

へき地において地域ケアシステム構築に必要な看護職の実践能力の育成に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17592325
研究機関日本赤十字看護大学

研究代表者

岸 恵美子  日本赤十字看護大学, 看護学部, 准教授 (80310217)

研究分担者 米澤 純子  日本赤十字看護大学, 看護学部, 講師 (50289972)
望月 由紀子  日本赤十字看護大学, 看護学部, 助手 (70440253)
鈴木 久美子  自治医科大学, 看護学部, 講師 (80341783)
キーワード看護実践 / へき地 / 地域ケアシステム / 実践能力育成 / ヘルスニーズ
研究概要

本年度は、地域ケアシステム構築にかかわる保健師の活動の実際と課題を明らかにすることを目的に質問紙調査を実施し、これまでの研究を総括し地域ケアシステム構築に必要な看護職の実践能力の育成のための課題に関する考察を行った。以下にその概要を述べる。
1.地域ケアシステム構築にかかわる保健師の活動の実際と課題
地域ケアシステム構築にかかわる保健師の活動の実際、困難にする要因、必要な知識・技術を明らかにすることを目的に、全国の保健センター500か所に勤務する合計1,000名の保健師を対象に、自記式質問紙調査を実施した。結果、回収数は467人で有効回答率は46.7%であった。システム構築には保健師の役割であると9割以上の保健師が認識し、6割以上が実際にかかわっていた。しかし約9割の保健師がシステム構築を困難と答え、その要因として、時間の不足だけでなく、保健師自身の知識や能力不足をあげていた。今後保健師には、地域をアセスメントし、住民と協働して施策化を進めていくためのスキルを高める研修や支援を検討していく必要性が示唆された。
2.へき地において地域ケアシステム構構に必要な看護職の実践能力の育成のための課題
今年度の調査結果から、地域ケアシステム構築における役割・機能・知識および技術、マネジメントについては、必要性は認識しているものの、約9割の保健師がシステム構築は困難と感じている現状から、ケアシステム構築のためのスキルとして知識・技術の習得のための研修だけでなく、実際に研究機関や大学機関などがその地域の特性にあったケアシステム構築を支援する必要性も示唆された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] へき地においてケアシステム構築に必要な保健師の看護実践能力に関する研究2007

    • 著者名/発表者名
      岸 恵美子、望月 由紀子、米澤 純子
    • 学会等名
      第27回日本看護科学学会学術集会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2007-12-08
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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