研究課題
基盤研究(C)
「地球外の視点を獲得する」という芸術の研究と制作実験の結果1)2007年10月に鏡と布により制作した巨大会が(Land art)を観測衛星"大地"により撮影。地球外からの視点により成立する新しい絵画の提案により人々の意識の拡張を試みた。2)1995年から継続して制作発表して来た「宇宙線」の視覚化による作品と、加えて、地中放射線"GROUND"の視覚化、音化による作品め発表を行った。宇宙の律方と、地球内からの放射線をリアルタイムで視覚化する事で、私たちが存在する立脚点の新たな認識の提案である。3)弾道飛行実験によるによる無重力芸術の制作、発表。上記の研究中、JAXA(宇宙航空研究機構)主催の「ISS-JEM"きぼう"文化・人文社会科学利用パイロットミッション」に下記2点の無重力芸術作品が採用された。1)「墨流し水球絵画」:平成20年3月11日STS-123(1JIA)により、その材料がISSへ運ばれた。2)「SPIRAL TOP」:同年6月のSTS-124(1J)により"JEMきぼう"本体と共にISSへ運ばれる予定である。"きぼう"内無重力空問に於ける2点の芸術実験は平成20年11月前後に実施される予定である。1)の実験作品は水球表面に描かれた墨流し絵画が半球状の和紙にプリントされて地上に持ち帰る計画である。2)の作品実験はハイビジョンで撮影する。人の残像イメージと同じ映像に見えるようにシャッター速度を設定し撮影される。更に、この作品は無重力空問に於けるペンチの反転現象を伴う目的から、重心の位置決定の為にコンピュータによるシュミレーションと12月8日に実施された弾道飛行実験により形状がデザインされた。宇宙開発により可能となった無重力環境に於ける芸術を通して、日常を再認識すると共に、今までの芸術の在り方を考察する。以上の研究は論文2点、著書1点、国際シンポジウみでの講演2回、国際展覧会6回、個展などで、その成果が発表された。
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筑波大学芸術学糸研究報告51集 芸術研究報28 1
ページ: 21-30
Bulling of Institute of Art and Design, University of Tsukuba No, 51 Art Institute Reprot No,28
Japan Aerospace Exploration Agency 51