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2005 年度 実績報告書

音楽構造と建築空間の深層における共通構造の知識表現を通した総合表現システムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 17600009
研究機関東京芸術大学

研究代表者

古川 聖  東京芸術大学, 美術学部, 助教授 (40323761)

研究分担者 藤井 晴之  東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教授 (50313341)
清水 和洋 (清水 泰博)  東京芸術大学, 美術学部, 助教授 (80345339)
キーワード音楽 / 建築 / 自動作曲 / コンピュータミュージック
研究概要

池泉式回遊庭園において空間構成及び物理的環境を調査し,回遊シーケンスにおいて体験されるシーンをデータ化した。同データに基づいて音楽を生成する実験システムのプロトタイプを作成した。同システムを用い,等持院庭園の体験を音楽として表現し,庭園空間と音楽のマッピングについて考察し,次のような仮説が得られた。空間的事象と音楽的事象の関係には主に二つのはっきりと区別できるレベルがある。第一のレベル(存在のレベルと名付けた)の対応関係は大変強く一対一の対応であることに対し、第二のレベル(質,量のレベルと名付けた)の対応関係は明確でなく、多義的な多対多の対応関係にある(研究は音楽情報科学にて発表された)。また、これらから得られた知見の表現方法の模索として平成17年度9月1日〜25日、東京芸術大学美術館のDJ-Brand展にて床上の空間に置かれたオブジェの位置(空間構造)からインタラクティブに音楽がシステムによって生成されるSMALL-FISH(Installation Version)を展示した。平成18年、1月6日〜21日、東京芸術大学陳列館のスキノデリック展にてスキノデリックミュージック(Sound Installation Version)を音楽空間と彫刻/建築空間を統合するサウンドインスタレーションとして展示した。また平成17年、9月6日〜8日には国際コンピューター音楽学会会議(バルセロナ/スペイン)へ参加しTangible Music Instrument(卓上の物体の空間情報によって音楽を生成するシステム)のセッションのパネリストとなり、音楽構造と空間構造を結びつけるための研究について意見交換した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 池泉回遊式庭園など時間軸の中で体験される空間と音楽の体験の比較について2006

    • 著者名/発表者名
      古川聖, 藤井晴行, 清水泰博
    • 雑誌名

      情報処理学会研究報告、[音楽情報科学] MUS-64

      ページ: 7-12

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 音楽と建築空間とを融合する作曲かつ空間デサイン手法の提案に向けて2006

    • 著者名/発表者名
      藤井晴行, 古川聖, 清水泰博
    • 雑誌名

      情報処理学会研究報告、[音楽情報科学] MUS-64

      ページ: 1-6

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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