研究課題
基盤研究(C)
数学者と芸術家が協力して、数理美を生かした造形作品を制作することにより、芸術作品として社会性を持つと考える。また、数学に興味の無い方に理解してもらうため首都圏のギャラリーにて数理造形作品展をおこなった。これらの目的を実現するため、30作品の制作をおこなった。制作した作品を多くの子供達に体感してもらい、算数・数学に興味を抱いてもらうため、以下の会場等で展示した。平成17年度に札幌でおこなわれた北海道数学教育学会にての展示と東神楽町でおこなわれたマセマティカルアート展。平成18年度に札幌でおこなわれた子供未来博にて「算数・数学おもしろ大サーカス」とのタイトルでの展示と札幌にておこなわれた「科学で遊ぼう・おもしろ実験室」にての展示。平成19年度に京都にておこなわれた国際数学教育学会での展示と東京のART BOXギャラリーでの展示。これらの展示を多くの子供達に鑑賞して頂き、数理美を生かした造形作品が多くの人々に感動や好奇心を抱かせることになるのだと実感できた。今回の作品展から数学教育関係者の方々に、数式や公式を単純に暗記させて解を求める方式から、数式や公式がどのような定理から成り立っているのかを視覚的に感じてもらえた。また、作品に触って納得して解を導き出すことの重要性を少しでも理解していただけたと考えている。ART BOXギャラリーから出版された現代彫刻作品集に、今回展示した数理造形作品が彫刻作品としても認められ掲載されたことは意義深いものであった。
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Monthly
ページ: 602-609
Monthly. Vol114, No. 7
東海大学教育開発研究所紀要教育開発 第1号
ページ: 75-89
東海大学紀要教育研究所 NO. 13
ページ: 11-24
Educational Development No. 1
Higher Education Research Institute, Tokai University. No. 13