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2006 年度 実績報告書

教育、医療、福祉の場における芸術の役割に関する調査・研究-芸術と社会の関係性-

研究課題

研究課題/領域番号 17600027
研究機関京都造形芸術大学

研究代表者

森田 実穂  京都造形芸術大学, 芸術学部, 助教授 (00368060)

研究分担者 上村 博  京都造形芸術大学, 芸術学部, 教授 (20232796)
藤澤 三佳  京都造形芸術大学, 芸術学部, 教授 (00259425)
原田 憲一  京都造形芸術大学, 芸術学部, 教授 (90134147)
土屋 和三  龍谷大学, 文学部, 教授 (00217332)
キーワード芸術教育 / 芸術学 / 芸術社会学 / 環境 / 自然環境
研究概要

研究代表者である森田は、芸術と教育の関連を研究した下記記載の論文の他に、以下の活動をおこなった。8件に及ぶ地域の大人や子どもを対象とした美術ワークショップ等の造形活動をおこない、造形教材開発及び、芸術の社会的有効性に関する調査をおこなった。また同時に、海外(インド)も含めて、小、中、高等学校等9校に及ぶ、美術科に関連した学校教育における造形活動の現状調査をおこなった。
研究分担者である上村は、芸術学の観点から芸術と社会との関係を考察し、美術館のもつ作品展示以外の機能に関し、情報蒐集と実験的な活動を行った。9月に豊田市美術館で同館の展覧会「Gardens」の展示作品の制作記録を行った。これは美術館での制作プロセスを追うことで作家の社会的な公開と作家性の意識とがどう関わるかを考察するものでもある。10月には信州の康耀堂美術館で一般向け教育普及活動として音環境の調査ワークショップを実施し、地域に開放された教育施設としてどのようなプログラムが効果的かを調査し、下記論文にまとめた。
藤澤は、芸術社会学の観点から芸術と人間、社会との関係を、福祉とアートの交差領域において考察した。生きづらさを抱える若者たちに聞き取り調査をおこない、主に、自己を映像で表現するセルフドキュメンタリーの制作過程、内容に関してまとめており、次年度に論文作成する予定である。
土屋と原田は、芸術と自然との関係を考察した。土屋は自然教育とアートとの関係を調査するために、龍谷大学の付属の里山において小学生に対する自然教育と造形ワークショップをリンクさせた活動をおこなった。また原田は、全国脊椎損傷者連合会第5回総会山形大会に参加して、数人の車椅子利用者に対して、藝術や自然に対してどのように接したいかという要望をヒアリングした。その結果、積極的に作品を制作したり、より積極的に自然と接したいという要望が強いことが再確認できた。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (4件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 多世代の交流による参加型造形ワークショップ2006

    • 著者名/発表者名
      森田実穂
    • 雑誌名

      京都造形芸術大学紀要「GENESIS」 10号

      ページ: 164-179

  • [雑誌論文] 多世代の交流による参加型造形ワークショップ2006

    • 著者名/発表者名
      森田実穂
    • 雑誌名

      京都造形芸術大学「Art-Basic Studies」

      ページ: 26-29

  • [雑誌論文] 景観の受容と感性教育2006

    • 著者名/発表者名
      上村博
    • 雑誌名

      京都造形芸術大学紀要「GENESIS」 10号

      ページ: 124-133

  • [雑誌論文] 地球史が教える若者の生き方2006

    • 著者名/発表者名
      原田憲一
    • 雑誌名

      月刊環境未来 15号(3)

      ページ: 6-14

  • [図書] 「知」への案内2007

    • 著者名/発表者名
      総合科目研究編
    • 総ページ数
      143
    • 出版者
      京都造形芸術大学 通信教育部
  • [図書] 都市空間を創造する2006

    • 著者名/発表者名
      端信之, 中牧弘充, NIRA編
    • 総ページ数
      312
    • 出版者
      京都造形芸術大学 通信教育部

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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