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2006 年度 実績報告書

大都市の人口空洞化地域における高齢者の自立支援のためのサテライトシステムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 17601004
研究機関京都大学

研究代表者

星野 明子  京都大学, 医学部, 助教授 (70282209)

研究分担者 桂 敏樹  京都大学, 医学部, 教授 (00194796)
成木 弘子  京都大学, 医学部, 教授 (30237622)
キーワードヘルスプロモーション / コミュエティ・ケア / 高齢者 / 自立支援 / 保健行動 / 介護予防 / 健康づくり
研究概要

本研究では、大都市の高齢者人口割合の高いA区において、高齢者と中高年層を対象にした交流の場を設置し、閉じこもり・介護予防のための自立支援システムを構築し、そのヘルスプロモーション機能について検討することを目的としている。私たちは、商店街関係者および地域の諸機関との調整を経て、高齢者と近隣の高齢者や中高年層に親しまれている商店街の空き店舗を借りて「すこやかサロン(以下、サロン)」を平成17年8月末に開設した。平成18年度はサロンの運営を継続して実施している(サロンは、週3回開設し、看護師もしくは保健師の資格を持つスタッフが在中する)。平成18年4月より19年3月のサロンの利用者について報告する。利用者数は、延466名(女性279名、男性187名)で、商店街に買い物する途中で寄るためか男性より女性が多かった。ほとんどが60歳以上の中高年世代である。月別の利用者数は、5月が最も少なく21名、2月が最も多く63名である。外気温の暖かい時期は20-30名だが、寒さの厳しい2月(63名)3月(54名)と来訪者が多くなった。これは、常連の利用者が増えてきていることが関係しており、サロンの認知度が高まっていることが考えられる。来訪理由は、「会話をする」「健康について相談する」「買い物途中で休憩する」「その他」にわけられ、「会話をする」「健康について相談する」の両理由を重ねている利用者が多かった。スタッフと会話することを目的とする常連の利用者がふえてきた。一方で、健康情報や生活習慣病の食事や運動について、店頭においたパンフレットに関心を持って来訪したり、自身の保健行動を確認されるなどの新たな利用者もあった。また、スタッフとの対面関係だけでなく、サロン内で利用者同士が会話する機会も増え、交流の場としての活用がみられた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 人口空洞化地域における高齢者の自立支援のためのサテライトシステムの構築2006

    • 著者名/発表者名
      星野明子, 桂敏樹 他
    • 雑誌名

      日本農村医学会雑誌 55・4

      ページ: 402-407

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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