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2005 年度 実績報告書

小中高生の生きる力を高める芸術系総合学習のカリキュラム開発・過疎地域と芸大の連携

研究課題

研究課題/領域番号 17602010
研究種目

基盤研究(C)

研究機関京都造形芸術大学

研究代表者

松原 哲哉  京都造形芸術大学, 芸術学部, 助教授 (60351368)

研究分担者 原田 憲一  京都造形芸術大学, 芸術学部, 教授 (90134147)
上村 博  京都造形芸術大学, 芸術学部, 教授 (20232796)
椎原 保  京都造形芸術大学, 芸術学部, 非常勤講師 (80411312)
森田 実穂  京都造形芸術大学, 芸術学部, 助教授 (00368060)
水野 哲雄  京都造形芸術大学, 芸術学部, 教授 (80259423)
キーワード美術教育 / 地域と芸大 / 五感練成
研究概要

今年度は「ものつくり」の実践に先立って、それに必要な五感の練成、および「ものつくり」の根本的な意義を問う公開講座を実施した。前者については、本研究の実施舞台となる黒田村のアートヴィレッジにおいて8月12日、13日の2日間、オーディオ機器の専門家、寺村幸治氏とソプラノ歌手、高島依子氏を講師に招き、「音を聴く、音を出す」をテーマにしたワーク・ショップを黒田村の子供達を対象におこない、人工の音、自然の音それに人間の声を通じての聴覚練成の機会とした。後者については、本学において「ものつくり」の理論的基礎となる公開講座を、10月28日と12月9日の二度にわたって実施した。そのひとつは、ナポリの古文書研究家・美術家で、晩年のE・ゴンブリッジがそのユニークな活動を高く評価したジュゼッペ・ゼーヴォラ氏を講師として招聘しおこなった、ナポリ銀行所蔵の歴代の出納帳に描かれた様々な落書きに対する氏の分析を中心にしたもの。もうひとつは、アートの境界を社会常識と戦いながち探求し続ける現代美術家、ヘルマン・ニーチェの創造活動を論じた気鋭の美学者、ロベルト・テロージ氏がおこなったものである。
以上の活動に加え、黒田村の夏祭りに際し、研究分担者の椎原氏と協力して本学の学生と成安造形大、大阪芸大の学生を組織し、アート・イベントやアート・パフォーマンスをおこない、祭りの活性化を図ると共に、その活動記録を冊子「黒田村アート・ワーク」として纏めている。更に研究分担者の森田氏が、京都、大阪、滋賀の12の中・高校を訪問し、学校での美術教育の現状と問題を調査し、その結果を報告している。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (5件)

  • [雑誌論文] イタリア美術を見る眼2005

    • 著者名/発表者名
      松原 哲哉
    • 雑誌名

      イタリアーナ 30号

      ページ: 34-51

  • [雑誌論文] 時間意識と都市の表記法2005

    • 著者名/発表者名
      上村 博
    • 雑誌名

      科研(課題番号14310027)報告書

      ページ: 1-24

  • [雑誌論文] 芸術基礎におけるワークショップ・ラーニング その22005

    • 著者名/発表者名
      水野 哲雄
    • 雑誌名

      京都造形大学紀要 9号

      ページ: 279-288

  • [雑誌論文] 多世代の交流による参加型造形ワークショップ2005

    • 著者名/発表者名
      森田 実穂
    • 雑誌名

      里山から見える世界

      ページ: 159-171

  • [雑誌論文] 地域生活に関わる地質2005

    • 著者名/発表者名
      原田 憲一
    • 雑誌名

      地域学

      ページ: 74-89

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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