• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2006 年度 実績報告書

マイクロマシン・シーブ電極を用いた神経朿刺激型人工感覚インターフェイスの研究

研究課題

研究課題/領域番号 17603002
研究機関武蔵工業大学

研究代表者

島谷 祐一  武蔵工業大学, 工学部, 助教授 (20154263)

キーワード人工感覚 / 刺激電極 / シーブ電極 / 神経インターフェイス / BMI / 感覚神経 / 電気刺激
研究概要

昨年度に継続し、シーブ(Sieve)電極の人工感覚用インターフェイスとしての評価実験を行った。また、新しいデザインの電極開発も引き続き行った。昨年度はラット後耳介神経感覚枝へのシーブ電極の埋め込みとその電極を介しての神経刺激を行い、浅い麻酔下ではあるが耳介反射を生起させることができた。今年度は完全覚醒下で自由行動するラットに対して同様の神経刺激を行い、より確実に耳介反射を生じさせることができた。シーブ電極を味覚神経(鼓索神経)に埋め込んだラットについては、麻酔下では反射的行動をうまく引き起こすことが出来ていなかったが、本年度の完全覚醒下における実験では、電気刺激によって生ずる反射的行動を観察することができた。
また本年度は長期の電極評価を行ない、最長7ヶ月までは刺激効果が持続することを確認した。しかしその後は頭部ソケットが脱落し、実験の継続を断念した。頭部にソケットを取り付ける方法では半年以上ソケットの脱落や電極の切断等の事故を防ぐことが困難であり、電極の長期評価の妨げになっている。この問題を解決するには完全埋め込み型の経皮的刺激インターフェイスの実現が必要であり、現在そのための研究を進めている。さらに、シーブ電極の最適化とより効果的な電気刺激条件を求めるために、孔の直径、電極リングの金属露出面積、配線間隔等を見直してデザインを一新した数種類の電極の製作を行った。これらの新電極を用いた実験は現在計画中である。

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi