研究課題/領域番号 |
17612004
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
八森 章 信州大学, 繊維学部, 教授 (30082811)
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研究分担者 |
阿部 隆夫 信州大学, 繊維学部, 教授 (20362105)
平井 利博 信州大学, 繊維学部, 教授 (30126700)
榎本 祐嗣 信州大学, 繊維学部, 教授 (30362106)
村上 泰 信州大学, 繊維学部, 助教授 (90219907)
渡辺 義見 名古屋工業大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (50231014)
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キーワード | 技術者倫理 / JABEE / 教育効果 / 教育プログラム / アンケート調査 / コミュニケーション |
研究概要 |
(1)筆者らは、信州大学1年生および信州大学繊維学部のJABEEプログラム遂行中の2学科の学生たちを対象とするそれぞれの「技術者倫理」の授業の中で、学年により技術者倫理に対する意識に違いがあることに気づいた。そこで、授業を利用して試行的なアンケートを行った結果、「技術者倫理意識の向上に対してJABEE教育は明確な効果を与えている。技術者倫理の内容を通常の授業科目の中でとりあげることは学生の意識付けに効果がある。将来技術者倫理問題に遭遇したときの行動に関する想定質問に対して、問題解決に立ち向かっていこうとする意気込みは大学1年生が強く、4年生ならびに大学院生では低下していた。」等のことが見えてきた。ここで得た結果を、平成17年度工学・工業教育研究講演会〔同論文集p.26-27(2005)〕で報告した。 (2)上記の内容を基に充実させて、「大学院生に対しても技術者倫理の意識を強く持たせる教育指導が必要であると考えられる」ことなどについても論及し、論文としてまとめた。〔工学教,54-1,123-129(2006)〕。 (3)以上の試行調査研究の結果を踏まえて、アンケート内容に検討を加え、(1)大学および大学院生向け、(2)企業従業員向け、(3)高校生向け(以上は日本語)、(4)海外の大学生および大学院生向け(英文)の4種類の新たなアンケート調査用紙を印刷・作成した。平成18年3月末日現在、(2)について調査を開始した。 (4)信州大学の海外学術交流協定校であるノースカロライナ州立大学へ阿部が出張し、先方大学の教員たち(代表:William Oxhenham氏)と授業内容と教科書について意見交換を実施し、また、アンケート調査実施の依頼を行った。 (5)筆者(阿部)が担当する授業に講師を招き、論文捏造の問題について話題提供と討議指導をしていただいた〔村松秀氏/NHK、平成17年12月19日〕。
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