研究課題/領域番号 |
17630006
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
河田 光博 京都府立医科大学, 医学研究科, 教授 (60112512)
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研究分担者 |
加藤 進昌 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (10106213)
筒井 和義 広島大学, 総合科学部, 教授 (20163842)
本間 研一 北海道大学, 大学院・医学研究科, 教授 (40113625)
神庭 重信 九州大学, 大学院・医学研究院, 教授 (50195187)
川戸 佳 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (50169736)
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キーワード | ストレス / 社会適応 / 環境変化 / 脳分子 / イメージング / PTSD / 分子相関 / ステロイド |
研究概要 |
ストレスと社会適応の研究に目覚ましい活躍を展開している研究者10名による企画調査研究を行った。とくに重点を置いた項目としては、1)ストレス関連分子の相互作用、2)動物における社会適応形成メカニズムの分子基盤と行動、3)ヒトにおけるPTSD発症の分子機構と画像解析を挙げ、ストレスを取り巻く社会問題にも基礎的、応用的基盤を提供するための会議、活動を行った。研究代表者が中心となって班会議を開き、特定研究の企画をまとめ、構想をまとめた。企画にあたっては、それぞれのテーマの代表となる研究分担者による意見交換を行った。各研究者の発表は以下の3つのカテゴリーに分類された。1)ストレス関連分子の同定と相互作用、2)動物およびヒトにおける生直後の環境変化の実験的・社会的考案。3)成体時の社会適応メカニズムとその破たんと相関性。 1)については、河田、田中、本間、西森が、2)については松島、原田、筒井、川戸が、3)については笠井、神庭、加藤が発表した。とくに、既存の特定領域研究の脳関連部門では取り上げら得ていない分野についての発表と研究の進捗状況が議論となり、新しい領域研究部門の発足の必要性について意見の統一を見た。分子から行動解析と言われて久しいが、本研究が目指す内容はまさにこの実現に向けての研究遂行である。 情報の共有と情報交換を密に行いながら、特定領域研究チームの構成員とその内容についての具体的な計画を今後も継続していくことを確認し、特定領域設定の目的、意義、必要性、緊急性について討議を重ね、総括班、支援班、研究計画班の陣容を整理した。
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