研究課題/領域番号 |
17639001
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研究機関 | 共立薬科大学 |
研究代表者 |
望月 正隆 共立薬科大学, 薬学部, 教授 (10072414)
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研究分担者 |
井上 圭三 帝京大学, 薬学部, 教授 (30072937)
工藤 一郎 昭和大学, 薬学部, 教授 (30134612)
太田 茂 広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究所, 教授 (60160503)
桐野 豊 東京大学, 大学院・薬学系研究所, 教授 (10012668)
木津 純子 共立薬科大学, 薬学部, 教授 (30327465)
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キーワード | 薬学 / 薬学教育 / 共用試験 / OSCE / 実務実習 / CBT |
研究概要 |
6年制薬学教育において、薬剤師の実務能力向上のために実務実習を充実させることは最大の課題である。平成22年に開始する長期実務実習に向けて、学生の実務実習に必要な基本的能力(知識・技能・態度)を適切に評価するため、薬学共用試験の導入は急務である。本研究では、薬学共用試験の体制の確立を目的とし、平成18年度からの薬学共用試験のトライアル実施を目指し、薬学共用試験のあり方、具体的内容及び実施方法の調査研究に取り組んだ。 全国薬科大学長・薬学部長会議において、全国レベルでの薬学共用試験実施の必要性を確認した後、全国薬科大学長・薬学部長会議の下に「共用試験実施委員会」を設立し、先行して検討を進めていた日本薬学会薬学教育改革大学人会議の「共用試験あり方委員会」からその役目を引き継いだ。共用試験実施委員会は、共用試験の実施に向けて医療系大学間共用試験実施評価機構と懇談会を持ち、医学・歯学の共用試験の概要、問題作成や試験実施に関わる問題点、解決方法及び薬学系のシステム利用の可能性について協議した結果、薬学独自の「薬学共用試験センター」を設置するに至った。以後、管理システムの構築に取り組み、業者選定、システム説明会、契約締結を経て、講習会を開催した。 CBTについては、共用試験実施委員会がアンケート結果から出題範囲を提案し、合意を得て、決定範囲に沿ったCBTの問題作成を各薬系大学に依頼した。共用試験CBT問題委員会は、問題収集とプールの方法を検討し、候補問題の評価体制を構築し、評価マニュアルの作成に取り組んでいる。 OSCEについては、大学人会議で検討されたOSCE実施項目案に基づき、場面の設定、シナリオの作成及び評価マニュアルの作成を行った後、トライアルを2回実施した。その結果をフィードバックし、実施へ向けて体制を構築するために、参加者に対してOSCE実施項目案に基づいたアンケート調査を行った。
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