研究課題/領域番号 |
17639007
|
研究機関 | 石川県立看護大学 |
研究代表者 |
大木 秀一 石川県立看護大学, 看護学部, 助教授 (00303404)
|
研究分担者 |
安藤 寿康 慶応義塾大学, 文学部, 教授 (30193105)
野中 浩一 和光大学, 人間関係学部, 教授 (80142446)
加藤 則子 国立保健医療科学院, 研修企画部, 部長 (30150171)
|
キーワード | 国際研究者交流 / 韓国:中国:台湾:シンガポール:スリランカ / 双生児研究 / 国際比較 / 母子保健 / レジストリー / データベース / コホート |
研究概要 |
遺伝疫学・母子保健の資源として欧米先進国だけでなく近年ではアジア諸国でも精力的に双生児コホートが構築されている。欧米に比較しうる双生児コホート構築の可能性も含め、アジア諸国における双生児コホートの現状を調査し、併せて各国の連携関係を確認・強化することを目的に本研究を行った。 1.国際共同研究の企画に向けての情報収集 アジア諸国のツインコホートの現状分析を実施した。多胎児家庭の母子保健に関するアジア諸国の現状はほとんど知られていないので、併せてその実態を把握した。また、わが国でツインコホートの維持に要する具体的な金額的数値の評価とその概算を行った。関連諸学会との連携を通じて研究計画の全体的な推進およびアジアツインコホート構築の準備を行った。以上は研究組織全体で定期的にメールの交換・会議開催を行い、討論を重ね有機的な連動のもとに実施した。 2.海外視察 2005年8月にはシンガポール視察を行った。また、2005年6月29日〜7月2日にかけてカリフォルニア州で開催された国際双生児研究会議および国際行動遺伝学会に参加し、双生児研究の最新動向、ツインコホートに関する情報を収集し、併せてアジアツインコホート構築に向けての具体的な計画推進に関する打ち合わせを行った。 3.特別講演とワークショップの企画・開催 第20回日本双生児研究学会学術講演会(2006年1月、開催地:東京、大会会長:野中分担研究者)にアジアツインコホートに関わる研究者を招聴しシンポジウムを開催した。引き続き、日本を含め各国(韓国、中国、台湾、シンガポール、スリランカ)のTwin Registryや双生児研究の状況理解・情報交換をすべくワークショップを開催した。その結果、今後もアジア双生児研究会議を同様に開催するとともに、メーリングリストによる定期的情報交換、ホームページの作成など、今後に向けての前向きな連携を得ることができた。
|