研究課題
17年度において無線分散システムの通信方式を中心に研究を進めた。資源が限られている車載無線端末において合意達成のために簡潔、有効なプロトコルと共通規則は非常に重要である。本研究は通信プロトコルを提案し、理論解析とコンピュータシミュレーションで確認できた。また、有効な共通規則の制定に関して検討を行った。1.通信方式の検討と設計・多帯域チャンネル予約プロトコルの設計:多帯域チャンネル予約プロトコルを提案した。改善案では高い負荷においてブロードキャスト、マルチキャストとユニキャストを同時にサポートするとともに異なる優先度をつけ、多帯域環境においてQoSをサポートすることを実現できた。また、無線LANにおいて無線通信標準規格IEEE802.11の改善案を提案した。評価結果に基づいて新提案の性能(公平性と通信効率)は従来方式(FCR)を上回ることが確認できた。・グループの結成方式と管理:グループの規模、グループヘッドの選出手順、機能定義、交替方式、メンバーの加入、脱退などのテーマについて検討を行った。2.最適化・最適化規則の制定:自動車からなる分散システムにおいて追い越し、交差点での優先規則などの最適化規則について検討を行った。
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