研究課題
18年度に無線分散システムにおける予約・競争のハイブリッドの通信方式SRAPを中心に研究を進め、通信プロトコルの提案に対して理論解析とコンピュータシミュレーションで有効性を確認できた。また、有効な共通規則の制定に関して検討を行った。1.ハイブリッド通信方式の検討低遅延、高スループット通信方式SRAP方式を提案できた。本提案は、特に制御局となる装置を配置しない分散型通信ネットワークでありながら、高負荷の場合でも効率よくデータ通信を行うことができる通信制御方法、通信プロトコルである。その解決手段は、互いにデータの送受信を行う複数のノードを含む、分散型通信ネットワークにおいて、データの送信を待つ1又は複数のノードのうち、各々自律的に送信順を算出した予約済ノードが、送信順に従ってデータの送信を行う予約期間と、送信順を算出していない非予約ノードがデータの送信を行う競争期間から1つ送信周期(スーパーフレーム)を構成する。このため、分散型通信ネットワークでありながら、高負荷の場合でも、通信効率の極端な低下或いは通信不能を生じることなく、全体として、従来方式等に比して、相対的に効率よくデータ通信を行わせることができる。2.車群グループ化に関する検討・グループの結成方式と管理:グループの規模、グループヘッドの選出手順、機能定義、交替方式、メンバーの加入、脱退などのテーマについて検討を行った。グループの規模、グループヘッドの選出手順、機能定義、交替方式、メンバーの加入、脱退などのテーマについて検討を行った。・最適化規則の制定:自動車からなる分散システムにおいて追い越し、交差点での優先規則などの最適化
すべて 2007 2006
すべて 雑誌論文 (4件)
International Conference on Wireless and Mobile Communications (ICWMC07)
情報処理学会69回全国大会 4W-10
ページ: 3-369
IEEE Transactions on Wireless Communications (IEEE communication society) Vol. 5, No. 8
ページ: 2217-2227
情報処理学会論文誌 Vol. 47, No. 12
ページ: 3203-3213