研究課題
本研究は交通効率を向上するためにネットワーク・通信の最新研究結果を用いて走行中自動車の仮想一体化を実現する主動対応型通信に関する研究である。従来ITS(Intelligent Transportation Systems)における車間通信、運転補助などの研究と比べて、本研究は(1)主動対応型通信:単に物理的に車間距離を感知し、自分の決定を通知する方式と違って、行動をとる前に意図を周知し、合意、協力を得る方式である。(2)合意の最適化:各車において主観より、関連車両の状況から共通の最適化規則に基づいて合意するという独創な特徴がある。19年度において、以下の内容について研究を行った。1.連鎖的な車群のグループでの通信方式● 実現方式の研究● 多帯域における重複ノードの通信サイクルの検討2.連鎖的な車群のグループ分け方式と情報伝達遅延の許容閾値との整合性の検討● 連鎖的な車群のグループ分け方式の有効性の検討● グループ通信の確実性の確保に関する研究走行車群の車間において多対多の膨大な情報交換を許容時間内に実現するためにアドホックネットワークの通信プロトコル、管理方式を検討した。また、交通システムにおける情報伝達遅延の許容閾値を検討した結果に基づいて連鎖的なグループに分ける方式を研究した。
すべて 2008 2007
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件)
Telecommunication Systems(Springer Netherlands), accepted in February, 2008 (未定)
ページ: 10
Proc. Of IEEE International Conference on Computational Intelligence for Measurement Systems and Application(CIMSA 2007), IEEE Computer Society, , Ostuni/Italy, June 2007. CIMSA(2007)
ページ: 1-6
情報ワークショップ2007(WiNF2007, 名古屋大学) 論文集
ページ: 103-106.4W-10