研究概要 |
英語学習支援のためのコンピュータシステムの開発を行った.各種ツールの記憶固定に果たす効果をfMRIを用いた実験や脳波測定から検証しながら開発を進めた. 1.場所法記憶による英語学習のためのシステムとしてGUIによるウインドウに利用者が訪れた場所の写真を表示する.写真は場所や視覚的イメージから想起を促すためのもので,デジタルカメラから取り込む. 2.画像処理ソフトを活用して,記憶のクルーとなるイラストや書き込みが可能なシステムとした.このようなシステムを学生の協力を得てMATLABのGUIによる開発を行った. 3.併行して,写真や画像などのイメージをクルーとして想起する方法での脳の活性化をfMRI実験,および脳波測定により計測し,その解析のための一般線形モデルとクラスター分析による:解析法を開発した*,**.またfMRIデータから想起活動の識別を行うための多次元データ用FCM識別器の開発を始めた. 4.*は,国内学会での発表論文で,以下の通り. 画像を手がかりとする英文想起時のfMRIデータのFCMとGLMによる解析,第22回ファジィシステムシンポジウム講演論文集,531-536(2006). 5.**は,国際会議での発表論文で,以下の通り. Exploratory Approach to fMRI Study with Fuzzy Clustering and General Linear Model, Proc.of 2006 IEEE International Conference on Fuzzy Systems,6276-6283 (2006).
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