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2005 年度 実績報告書

メタ情報と自然言語処理に基づく法制執務支援システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 17650072
研究機関名古屋大学

研究代表者

外山 勝彦  名古屋大学, 大学院・情報科学研究科, 助教授 (70217561)

研究分担者 小川 泰弘  名古屋大学, 大学院・情報科学研究科, 助手 (70332707)
松原 茂樹  名古屋大学, 情報連携基盤センター, 助教授 (20303589)
角田 篤泰  名古屋大学, 大学院・法学研究科, 助教授 (80292001)
BENNETT F・GEROGE Jr.  名古屋大学, 大学院・法学研究科, 助教授 (80303577)
松浦 好治  名古屋大学, 大学院・法学研究科, 教授 (40104830)
キーワード法制執務支援 / 構造化文書 / 改め文
研究概要

本研究は,計算機による法制執務支援システムの開発を目的とし,特に,膨大な法令文書の構造化により,法令改正に伴う法令統合作業の自動化,高度化,迅速化が可能であることを明らかにする.特に本年度は,法令自動統合システム開発の基礎となる次の成果を得た.
1.改め文コーパスの構築
衆議院ウェブページ「制定法律」掲載の法律2,200本(平成元〜16年制定)から改め文(法律の改正内容を規定した法律文)76,159文を収集した.その際,改め文には7種類の動詞だけが用いられることを明らかにし,それを利用して改め文自動収集ツールを作成した.これを改め節(改正操作の基本単位を規定する改め文中の節)157,879節に分割した.
2.改め文コーパスの解析
改正操作の内容に注目し,収集した改め節を10種類に分類するとともに,改正操作ごとに用いられる動詞が限定され,12種類のクラスが存在することを明らかにした.さらに,そのクラスとの対応を基本として,改め文の文型は16種類の正規表現により記述できることを明らかにした.
3.法律用文書型定義の設計
本システムで扱う法律文書は構造化文書とする.そのため,収集した法律文書を解析し,条,項などの法令構造の要素を同定するとともに,法律用文書型定義(DTD)を設計した.
4.自動統合システムの設計
旧法と改め節を入力とし,改正を施した新法を出力するシステムの基本設計を行った.このシステムは,改め節を中間言語表現に変換し,それを直接実行して改正操作を実現する.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 改正法律自動生成のための法律改正文の形式化2005

    • 著者名/発表者名
      稲垣真太郎
    • 雑誌名

      平成17年度電気関係学会東海支部連合大会講演論文集

      ページ: 354

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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