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2006 年度 実績報告書

メタ情報と自然言語処理に基づく法制執務支援システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 17650072
研究機関名古屋大学

研究代表者

外山 勝彦  名古屋大学, 大学院情報科学研究科, 助教授 (70217561)

研究分担者 小川 泰弘  名古屋大学, 大学院情報科学研究科, 助手 (70332707)
松原 茂樹  名古屋大学, 情報連携基盤センター, 助教授 (20303589)
角田 篤泰  名古屋大学, 大学院法学研究科, 助教授 (80292001)
BENNETT F・GEORGE Jr.  名古屋大学, 大学院法学研究科, 助教授 (80303577)
松浦 好治  名古屋大学, 大学院法学研究科, 教授 (40104830)
キーワード法制執務支援 / 構造化文書 / 改め文 / 法令文書
研究概要

本研究は,計算機による法制執務支援システムの開発を目的とし,特に,膨大な数の法令文書の構造化により,法令改正に伴う法令統合作業の自動化,高度化,迅速化が可能であることを明らかにする.本年度は,以下のように,法令自動統合システム開発の基礎となる成果を得るとともに,同システムの実現に向けて研究を推進した.
1.法律用文書型定義の設計
本システムで扱う法律文書は構造化文書とする.そのため,前年度に引き続き,収集した法律文書を解析し,条,項などの法令構造の要素を同定するとともに,法律用文書型定義(DTD)の設計の詳細化を行った.
2.法令自動タグ付けシステムの開発
設計したDTDに基づき,法令文書を構造化し,XML文書とするために,法令文書にXMLタグを自動的に付与するツールを開発した.このツールは,字下げなど法令文書の慣習的な書式を利用するもので,その実現にあたっては,文脈自由文法を用いて書式の特徴を記述し,構文解析器を自動生成する手法を利用した.
3.自動統合システムの実現
旧法と改め節を入力とし,改正を施した新法を出力するシステムの実現を推進した.このシステムは,改め節を中間言語表現に変換し,それを直接実行して改正操作を実現する.中間言語表現は11種類を定義し,プログラミング言語Rubyの関数と見なして実行できるようにした.また,Rubyの関数は,法制執務に関する種々の知識に照らしながら,XML文書の木構造や文字列に対する操作として実現した.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 法令文書のXML文書型定義2006

    • 著者名/発表者名
      村瀬裕城
    • 雑誌名

      平成18年度電気関係学会東海支部連合大会講演論文集

      ページ: 395

  • [雑誌論文] 法令改正文の形式化に基づく新法テキストの自動生成2006

    • 著者名/発表者名
      外山勝彦
    • 雑誌名

      FIT2006第5回情報科学技術フォーラム講演論文集

      ページ: 181-182

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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