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2005 年度 実績報告書

分子標的性リポソームを用いた不安定プラークイメージング法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17650154
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

西岡 利彦  埼玉医科大学, 医学部, 講師 (10364746)

研究分担者 佐々木 修  埼玉医科大学, 医学部, 助手 (90364794)
真崎 暢之  埼玉医科大学, 医学部, 助手 (00364795)
井上 芳郎  埼玉医科大学, 医学部, 助手 (20337588)
キーワード不安定プラーク / リポソーム
研究概要

分子標的性リポソームを用いて不安定プラークのイメージングが可能か検討した。
(1)まず、抗脂質抗体を蛍光物質を封入したリポソーム表面に付着させ、これを動脈硬化を自然発症するWatanabe heritable hyperlipidemic(WHHL)rabbitの大動脈摘出標本と1時間作用させた。大動脈のプラークに一致して蛍光物質が検出され、本抗体によってリポソームが脂質に富んだプラークに取り込まれていることが確認された。
(2)WHHL rabbitを用い、上記抗脂質抗体を付着させたパーフルオロカーボンガス封入リポソーム(バブルリポソーム)の投与前後において、体表面からリニアプローブを用いて総腸骨動脈から大動脈にかけての動脈硬化巣の超音波イメージングを実施した。超音波画像の増強効果が得られた部位と摘出した動脈標本を比較したところ、動脈硬化巣の検出に関してその感度、特異度ともに約70%であった。
(3)同様にWHHL rabbitを用い、RGDペプチドを付着させたバブルリポソームの投与前後において、体表面からリニアプローブを用いて総腸骨動脈から大動脈にかけての動脈硬化巣の超音波イメージングを実施した。超音波画像の増強効果が得られた部位と摘出した動脈標本を比較したところ、動脈硬化巣の検出に関してその感度、特異度ともに約70%であった。この動脈標本を病理学的に検討したところ、バブルリポソームの付着している部位は主として通常の動脈硬化性プラークであり、必ずしも不安定プラークではなかった。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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