• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2005 年度 実績報告書

要介護高齢者の新しい体力評価テストの開発

研究課題

研究課題/領域番号 17650156
研究機関弘前大学

研究代表者

岩田 学  弘前大学, 医学部, 教授 (80232685)

研究分担者 近藤 和泉  弘前大学, 医学部附属病院, 助教授 (50215448)
キーワード要介護 / 片麻痺 / 無酸素性パワー / ウインゲートテスト
研究概要

1.平成17年9月2日に本研究の概略を弘前大学医学部倫理委員会に申請し、平成17年9月30日付けで承認された。
2.ウインゲートテストは、使用するエルゴメータによって至適負荷量の設定基準(Optima)が異なる。そこで次年度以降の要介護高齢者への応用に先立って、今年度は機械特性の把握と健常者でのOptima設定に関する基礎データの収集を行った。被検者は平均年齢47.5歳の13名であった。要介護高齢者への応用を考慮し、従来30秒であるウインゲートテストの施行時間を18秒に設定した。当初、最初の6秒間をゼロ負荷とし最大回転スピードに達するための準備時間と位置づけ、6秒〜18秒の12秒間の平均パワーをデータとして採用する予定であった。しかしその設定では機械特性上ペダルへの負荷が不安定になる傾向が認められた。そこで最初の6秒間をランプ負荷へ修正したところ、6秒〜18秒間で一定負荷の等張性運動が行えることがわかった。Optimaの設定では、体重比0.6で等張性負荷を設定すると、最も負荷値が安定し、高い平均パワーが得られることが判明した。今回のテストに参加した13名の被検者の平均体重は56.7±9.0Kgであり、ウインゲートテストにおける平均負荷値は、34.6±4.8Nmであった。
3.今回参加した健常被検者のテスト施行状況より、要介護高齢者では不整脈等の発症リスクを軽減するため、更なるテスト時間の短縮が必要と考えられた。そこでテスト時間短縮の妥当性を検討した。12秒間の平均パワーと(1)テスト開始から5-6秒の1秒間における平均パワー、(2)テスト開始から6-7秒の1秒間における平均パワー、および(3)テスト開始から6-9秒の3秒間における平均パワーとの級内相関係数を求めた。その結果ICC(3,1)はそれぞれ、0.74、0.78、0.85となり、いずれの場合でも有意な相関が得られた。

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi