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2005 年度 実績報告書

高齢者の身体的自立を促す指導プログラム開発-意識と行動のずれを修正する体の使い方

研究課題

研究課題/領域番号 17650179
研究機関佐賀大学

研究代表者

原田 奈名子  佐賀大学, 文化教育学部, 教授 (70181021)

キーワード高齢者の身体的自立 / 指導プログラム / 意識と行動のずれ / 学習 / 知識の身体化
研究概要

360名を対象に高齢者の身体的自立を促す指導プログラムを実施した。1回約2時間の学習主体のプログラムである。指導(学習)効果を見るために、指導前後における「体の使い方」についての「知識」「認識」「意識」の変化を調査した。
その過程と実施指導から、高齢者の「体めの使い方」に関する知識・認識・意識については以下のような点について、誤認、無知が多くみられた。
・脚と胴体の関係、すなわち股関節の位置や機能について。
・膝の位置や、「膝を回すとは、股関節の回旋運動であること」について。
・膝と内踝・外踝との関係、それらと股関節の関係について。
・猫背(丸背)の起序、とくに「下を見る」際の首の使い方について。
これらについての知識を正したり、認識を促したりしながら、「椅子に座る・椅子から立つ」や「歩行」のデモンストレーションや参加者数人をモデルに指導をおこなった。学習によって、知識や認識の改善が見られた。しかし、知識を身体化するには一定時間の練習を要する。受講者の追跡が来年度の課題である。
これらの詳細については、現在データの分析中である。なお本研究の成果を、2006年8月開催の「アジア障害者体育・スポーツ学会」第9回大会(長崎)で発表する予定である。
本年度の実践と、これまでの本研究課題に関連する研究成果を、日常生活での体の使い方に関しての啓蒙書として、および、体の使い方に関す技法論として著書にまとめた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 図書 (1件)

  • [図書] くらしのなかで、どう、うごいている?2006

    • 著者名/発表者名
      原田 奈名子
    • 総ページ数
      40
    • 出版者
      草土文化

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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