研究課題/領域番号 |
17650235
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
剣持 信幸 千葉大学, 教育学部, 教授 (00033887)
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研究分担者 |
大春 慎之助 中央大学, 理工学部, 教授 (40063721)
愛木 豊彦 岐阜大学, 教育学部, 助教授 (90231745)
佐藤 直紀 長岡工業高等専門学校, 助教授 (90280370)
伊藤 昭夫 近畿大学, 工学部, 助教授 (30303506)
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キーワード | 自然科学教育 / 非線形現象 / 現象のモデル化 / 教材開発 / 授業実践 |
研究概要 |
研究実施計画の平成17年度の課題は次の3項目であった。 (1)非線形現象(特に相転移現象)の数理モデル化とその数学理論の解析を目的とした非線形解析学の新展開を模索する。 (2)数理科学の立場から非線形現象の解明をしようとするプロセスを、中学校・高等学校の「総合的な学習の時間」等の学習プログラムとして再構成する。 (3)作成された学習プログラムの実践を教育現場で行い、その教材としての可能性と教育効果について検証する。 (1)については、すでに平成16年度より開始している研究も含め、平成17年度中に新しく得られた成果も加え、数理科学の理論的な視点から非線形現象のモデル化を扱った仕事を一冊の本にまとめ、出版する予定であり、ただいま印刷中である。 (2)、(3)については、剣持(研究代表者)、愛木、佐藤、伊藤(研究分担者)により、具体的な科学教育教材が提案され、それらはいずれも教育現場で実践され、その詳細な報告と共に、実践結果の分析がなされている。また、そのまとめは数学教育学会で報告されている。 さらに、平成18年3月に本年度の研究活動の振り返りと来年度に向かっての活動方針を再確認、及び、その後の研究成果についての情報交換する研究集会「06モデル化活動を伴う数学学習プログラムの開発研究」を開催した。延べ人数約50人の参加者があり、開催内容についてはホームページで公開されている。
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