研究分担者 |
石原 保志 筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 教授 (70212917)
三好 茂樹 筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 助教授 (80310192)
長南 浩人 筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 助教授 (70364130)
白澤 麻弓 筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 助教授 (00389719)
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研究概要 |
本年度の,研究実績の概要は,次の通りである. 1.国内で開催された展示会等に参加し,本研究に関する様々な最新な情報,調査(ハイビジョン対応のマルチメディア機器等)により,有益な資料を収集した. 2.遠隔地で速記用の特殊なキーボードを用いた遠隔地連弾入力リアルタイム字幕提示システムの字幕表示部のパソコンソフトを開発・改良した.その機能は次の通りである.視聴者が漢字の読みのレベルに合わせて、すべての漢字にルビを付加するレベル,小学1年〜6年、中学生、高校生の9レベルから1つを自由に設定できる.また,すべての漢字の直後にかっこ付きで漢字の"読み"を付加するレベル,小学1年〜6年、中学生、高校生の9レベルから1つを自由に設定できる. 3.上記2のシステムについて,FIT2006第5回情報科学技術フォーラムにおいて,"聴覚障害者のための学年別ルビ付きリアルタイム字幕提示システムを用いた講義支援"に関する,口頭発表を行った. 4.上記2のシステムを,筑波技術大学産業技術学部(学生は,全員重度または最重度の聴覚障害者)の1学年を対象とした,非常勤講師が担当する,一般教育等の科目"社会学"の講義の中で,リアルタイム字幕提示による情報保障を行った.講義終了後,リアルタイム字幕提示に関する質問紙調査を実施した. 5.中国語,韓国語等の外国語に関する文書作成ソフトを購入した.これらのソフトを購入することで,在日の聴覚障害を持つ外国人のための地上デジタルテレビ放送用情報バリアフリーコンテンツを作成する基礎的な環境を,整備した.
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