研究概要 |
平成17年度は,科学研究費助成前の下準備もあり,システムとして最低限備えるべき機能をすべて実現することができた.次年度は有用性の評価と改良に取り組む予定である. (1)開発用カセットの開発 市販のゲームカセットをベースとして,システムプログラムを新たに書き込める開発用カセットを開発した. (2)開発用カセット書き込みシステムの開発 パソコン上で開発したシステムプログラムを開発用カセットに書き込む,開発用カセット書き込みシステムを開発した.書き込み回路と,それを制御する書き込み用Windowsプログラムを開発したことにより,開発用カセット書き込みシステムが構築できた.この項目までを実現したことにより,パソコン上で開発したシステムプログラムを,実際に携帯ゲーム機上で動作させることが可能になった. (3)マイコン書き込みシステムの開発 携帯ゲーム機からマイコンにプログラムを書き込む,マイコン書き込みシステムを開発した.パソコン用の書き込みシステムを参考に,ゲーム機での外部機器制御を実現した. (4)チップ方式エディタの開発 携帯ゲーム機上で動作するチップ方式エディタを開発した. (5)クロスコンパイラの開発 携帯ゲーム機上で動作するクロスコンパイラを開発した. (6)データ保存機能の実現 開発用カセットのバッテリバックアップRAMにデータを保存する機能を実現した.
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