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2005 年度 実績報告書

eラーニングの為のオンライン情報倫理教材の開発と評価-ユニバーサルデザインの下に

研究課題

研究課題/領域番号 17650259
研究機関広島大学

研究代表者

中村 純  広島大学, 情報メディア教育研究センター, 教授 (30130876)

研究分担者 隅谷 孝洋  広島大学, 情報メディア教育研究センター, 助教授 (90231381)
山田 恒夫  (独)メディア教育開発センター, 研究開発部, 教授 (70182540)
岡部 成玄  北海道大学, 情報基盤センター, 教授 (70169134)
辰己 丈夫  東京農工大学, 総合情報メディアセンター, 助教授 (70257195)
村田 育也  北海道教育大学, 教育学部, 助教授 (80322866)
キーワードe-ラーニング / 情報倫理 / ユニバーサルデザイン / オンライン教材 / セキュリティ
研究概要

メディア教育開発センターと共同で作成した「情報倫理ビデオ小品集II」を題材にした研究活動を行った。まず、英語字幕を作成し、米国ACM SIGUCCS 2005において発表を行い、Communication Award Category 5bにおいて第2席を受賞した。また、この教材を見た学生に対し、視聴したことにより情報倫理の理解度がどのように変化したかのテストを行い解析した。結果は、情報教育シンポジウムSSS2005で発表された。現在、日本語字幕を作成し、聴覚障害者も同様に学べるユニバーサルデザインを実現した教材の作成を行っている。
「情報倫理ビデオ小品集I」において、学生が十分に考えることなく結末が提示されてしまうという問題点が指摘され、今回のIIでは、物語編と解説編を分割し、まず物語編を見てそこで議論が行えるようにした。教育効果の評価の点から、物語編のみを視聴した場合と解説編までを視聴した場合の予備調査を行った。また、
(1)ビデオを見せなかった場合、
(2)物語編を見せた後、自分がどう思うか書かせた場合、
(3)物語編を見せた後、自分がどう思うか書かせなかった場合、
の3ケースに関し、「掲示板の管理」を例に、どのように対処すればよいか問題を出し、事由記述で回答を求め、統計を取った結果、
(i)ビデオを見せなかったクラスは「利用規定を作成する」などの有用な回答が少なかった。
(ii)解説編を見せる前に自分がどう思うか書かせた場合は、書かせなかった場合に比べて、複数の特定の語句に回答が集中しなかった。
という予備的な結果が得られた。
また、情報セキュリティについての自習型オンライン教材を作成した。学生から教職員まで学習可能なように配慮した。結果は、情報教育シンポジウム(九州大学)で発表した。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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